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日本海海戦と煎り青大豆

司馬遼太郎の坂の上の雲では、秋山真之参謀がボリボリ食べてた

それがこの煎り青大豆だ、写真のは農協で買ってきたもので、岩手県産のを茨城県で製造して、岩手県の農協で販売している

ともかく、司馬遼太郎は、文がうまい、何といえば良いのか分からないが、大昔、文藝春秋がいわゆる保守の月刊紙だった頃、連載していたのを読んでたことがあった

文は、抜群にうまいと思うのだけど、読んでいて、やたらと臨場感があり、うまく感情を揺さぶり、実に美しく、時に緊張感も描かれていて、要するに文が素晴らしい、ボリボリの音まで思いうかんでしまう

その昔、講釈師観てきたような嘘を言いとか、ご先祖様は、言葉に酔っても、ありゃあ嘘だよって冷や水をかけてくれたものだ

そう、あれは歴史でもなんでもありぁしないのだ

坂本龍馬の維新も秋山真之の日露戦争も司馬遼太郎のは、歴史の本質的なものとは全く違うものなのだろう

考えて見れば、イギリスから買ったばかりの軍艦を日本人だけで勝てるのか?軍艦は、竣工して艤装期間中に乗員の訓練を最低数ヶ月、少なくとも春夏秋冬を訓練してなんぼのものだろう

旗艦となる三笠は、1902年にイギリスヴィカース社が製造、日本に引き渡され1904年に黄海海戦、1905年に日本海海戦、四年足らずで旗艦として完勝している、その作戦参謀が秋山だ

ただ、黄海海戦で日進だったと思うが、英の実質の指揮官確か4名だったと思うが乗艦していて、実質の指揮をとったのではないかとかの話もあり、日本海海戦のT字戦法も英海軍の戦法の一つだったらしい

秋山は、素晴らしい方だったろうが、何かがあるはずだ、本当の勝因は、必ず隠す、当たり前だ、他国に知られていい訳が無い、当たり前だ

そんな常識すらも考えられないくらいに、わたしたちは、舞い上がり、未だ司馬遼太郎の美文が残ったままなのだ、何が坂の上の雲だ

明治は、美しいとする自己認識は、今も健在だ、科学立国、製造業、美しい国日本、おもてなし文化、残念ながら何も考えた形跡が無い

岩手県の煎り青大豆をJAが売っている、Amazonで買えば半額なのに、このように、既存のルートを後生大事に温存してしまう、わたしたちの自己認識に問題がありはしないか、そこに何かがある、何かが・・・

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