日本社会
大塚ひかり著女系図でみる日本争乱史
アジアは、女系社会だと養老先生もおっしゃっていた、それも相続など社会資本を含めた社会制度が整備されていたらしい
大塚先生の御本では、日本社会の常である雑巾掛けから始まる事がよくわかる
グラウンドと整備、ライン引き、先輩のユニホームの洗濯、部室の清掃、ボールの修理、グリップのテープの巻き直し、挨拶、派閥、ヨイショ、監督の眼にとまるために無駄な一塁へのヘッドスライディングしたりもする
たまさか捕球するのに逆シングルなど使おうものなら、出来ない先輩から、生意気だと体育館の裏への呼び出しもある
兵隊さんは、かわいそだねー、また寝てなくんだよーって、消灯ラッパを聞いて、廁に行って軍人勅諭を他人より早く覚えて、ひとっつ軍人は!・・・と答えて歩哨に推薦してもらおうとする
歩哨ってのは、私服で帰ってくる上官を覚えていて、サッと敬礼するか、誰何するかでその連隊の評価が決まるのだ
ああ学会も連盟も野球もみんな同じ日本社会だ、本当に出る杭を叩いて、叩いて、叩く
みんな同んなじだ
系図ってのは、男が何とか存在価値を残したいから書いてあるものなのであの様な描き方をしている、だって女しか誰の子か知りゃあしない、自分が産んでるから、こんな確かな事は無い
土地とかの固定資産の所有者の変遷から見れば、分かりやすかったのではないか、残念だなぁ