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空気の存在

陸軍中将樋口季一郎の遺訓から
親父が言ってたが、なんであんなくさった戦争しまって!との吐き捨てるように言っていた
ずーっと、ずーっとその事が気になっていて、山本七平、大岡昇平、松本清張、石原莞爾、吉田満、阿川弘之、違うなぁと思いつつ、小堀桂一郎、いろいろなYouTube、違うなぁ、知りたいこととは違うのだ
もっと根本的な大きな流れの様な実態があるのでは無いかと思う様になってきた
日露戦争ものの司馬遼太郎は、全く違うあれは、読み物だ、小林よしのりは、かすってる、中国の古典、孫子は、国というものの存続そのもの、韓非子は、マネジメントだ、トルストイが描くナポレオンとの戦争のように、あの歴史の流れが知りたい
養老孟司先生のは、まさに時代の変化、変遷、価値観の転換が書かれていて、面白かった、そして、誰だったか、作家が真珠湾攻撃の知らせを聞いて、晴れ晴れとして、その時の青空を書き残していた
樋口中将は、まさに陸軍の中枢にいて、あの相沢中佐の直属の上司で、大川周明とも会っており、日蓮さんの信者で石原莞爾、阿南惟幾とも同期で交流があった
この本に永田鉄山斬殺、二・二六、支那事変、東條内閣との流れ、その根本は、善悪不二の法門としている
大乗仏教的社会日本の実相と書かれている
ここに大きな核心をつくものがあると思う、日本国の大きな流れのようなものが書かれていると思う
ここだなぁと思う、この考えは、空気の様に我々を支配し、ずーっと流れていて、コロ禍でも全く同じ様相を呈しているとも思う、これが七平さんの云う空気で、養老先生の無の思想だと思う
即時対峙しアウフヘーベンしなくてはならない

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