高学歴男子が婚活パーティーや街コンに行かないわけ 〜つながりの意味を考えよう〜

高学歴男子との真面目な出会いを望む人はたくさんいると思います。さて、どこで出会えると思いますか?...きっと多くの人が、婚活パーティーや街コンを思い浮かべると思います。しかしながら、高学歴男子はこれらの類には殆ど行きません。なぜでしょうか。

高学歴男子の立場に立って考えてみましょう。高学歴男子が恋人や結婚相手を探すときに、最初に浮かぶ選択肢は友人や知人からの紹介(合コンの類も含む)なんです。実際のところ、婚活パーティーや街コンは、実行するには相当遠い選択肢です(少なくとも僕の同級生や後輩でこれらに参加したことがある人は片手で数えられるほどしかいません)。

高学歴男子は、同窓会、結婚式の二次会をはじめする様々な場で引く手数多です。また、基本的には周囲も高学歴男女ばかりです。どんな人たちが経営しているのかも不明瞭な会社が開催する婚活パーティーや街コンに参加するよりも、友人や知人のスクリーニングを経た上での紹介の方が、よりフィット感が高い女子に出会いやすいことをよく知ってるんですよね。

あまりいい言い方ではないのですが、交友関係には階層(Tier)が存在しているのが現実です。芸能人と経営者の交際報道が多いように、分野を問わず、一定程度の収入や社会的ステータスを有している人同士は繋がりやすくなっています。僕は東大の文系卒業ということもあって、普段一緒に飲む友人は、弁護士、官僚、商社、投資銀行、戦略コンサルティングファームといったところに勤めている人が大半ですが、アナウンサーやモデル、一族経営の令嬢などとは殆どつながりがありません。これが慶應卒に人だと真逆だと予想されます。僕自身、東大以外の友人から、弁護士や官僚の紹介依頼を受けることが本当に多いです。どちらが優れているかという話ではなく、そもそもチャネル(つながり)が無いのです。

大原則として理解しておくべきなのは、いわば上の階層(Tier)へのつながりを持たない(だからこそつながりを作りたい)人たち同士が集まるような場に何百回足を運んでも、同じ階層(Tier)の域を出ないということです。そしてもちろん、婚活パーティーや街コンはその典型例です。よほど運が良くない限りはお目当の高学歴男子に出会えない(彼らが足を運ぶ理由も無い)ですし、もしその場で出会えても、熾烈な獲得競争で勝負することになります。

僕が多くのアラサー女性にしているアドバイスはシンプルで、

①同じ階層(Tier)内にで完結している出会いの場に行くのは基本的に無駄

②出会いたい階層(Tier)に刺さる何か(趣味でも特技でも何でも可)を身につける

③出会いたい階層(Tier)に繋がっている人、できればその中心(ハブ)担っている人と戦略的に知り合う

ということです。

①は上記したとおりですね。

②は、ここで華道や日本舞踊を想像する人が多いと思うのですが、実際は全く刺さりません。というのも東大や慶應の同級生女子はこれらを何かしら嗜んでいるので、珍しくもなんともありません。むしろ段位や受賞歴に関心を持たれます。逆に、ロードバイクによく乗るだとか、皇居ラン・ボルタリングをやっているだとか、映画をすごく良く観るだとか、男子側から誘いやすいアクティビティで最低限の知識を有してくれている方がウケがいいです。プライドが高い高学歴男子にドヤ顔させてあげることを意識しましょう。

③は、②の延長線上にしかありません。たとえば、僕の周りにもたくさんの皇居ラングループがありますが、その多くは閉鎖的ではあるものの排他的ではありません。マッキンゼーの人たちなんかはともかく皇居ランが大好きな印象ですが、彼らもコミュ力の鬼みたいな人たちなので、ふとした拍子に話しかければ極めて紳士的に対応してくれると思います。そういうところから糸口を探す方が、婚活パーティーで何十人と比較されながら自己紹介から始めるよりも、よほどヒット率が高いのではないでしょうか。もちろん皇居ランは一例ですが、繰り返し、高学歴男子にドヤ顔させてあげるプライドが高い高学歴男子にドヤ顔させてあげる、つまりいいところを見せつけさせてやる、教えさせてやる、そんな趣味や特技を始めつつ、案外排他的ではない閉鎖的な場に入り込んでいくという戦略がよいと思います。

ちなみに圧倒的におすすめは、やはり自分の職業に関連した勉強会ですね。高学歴男子は好奇心や知識欲が強く、また、仕事に役立つような情報には目を輝かせることが多いです。注意が必要なのは、自分の職業ど真ん中の勉強会には行かないこと。看護師や介護士が医師の勉強会に行っても、専門性ではやはり差があります。むしろ、看護師だからこそ経営者や投資家といった人たちに近付くべきです。「経営者 勉強会」とGoogle検索すれば山ほど機会が転がっていますよ。もちろん、検索に引っかかるような場に集まっている人たちは、そういった階層(Tier)の人たちにほからならいということも心に留めておきましょう。

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