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Duolingo|世界のお月見事情

明後日9月21日は十五夜のお月見ですね。
このお月見の文化、日本らしくて良いなぁと思いDuolingoの日本語イベントのテーマに取り上げたら自分の無知を思い知ったのでその話を書きたいと思います。

日本のお月見といえば、月見団子とススキ。
9月のカレンダーなどにお団子とススキと満月とウサギが描かれたりもしています。
でもよく考えたらこのお月見フルセットを家に飾る人はあまり多くないのではないでしょうか。それどころか、「十五夜っていつだっけ?9月?月見バーガーは好きだよ」という人も多いのではないでしょうか。

そんなことをあまり深く考えずにイベントで、
「あなたの街では月を見る文化はありますか?」
「お月見をしますか?」
と聞いたところ、世界には超本格的なお月見があることを告げられました。

その名も「中秋節」。英語で「Mid-Autumn Festival」。

中国や東アジア・東南アジアの各国で行われるイベントで、春節の次に大きなイベントだそうです。日本の十五夜と同じ日に行われます。日本でも十五夜のことは「中秋の名月」とも呼びますが、全くピンときてませんでした...。今年の中秋節は9月21日で、当日や翌日が国民の祝日や休校日になっている国が多いそう。

Duolingoイベント参加者のうち中秋節があると教えてくださったのは、中国、香港、ベトナム、マレーシア、シンガポール。
どの国も、中国から伝わってきた文化からきているそうで、中国のお菓子「月餅」を食べながら、家族で集まって食事をするのが定番のようです。
マレーシアとシンガポールでは月餅に加えてランタンも用意してお祝いするそう。

そんなにたくさんの国で行われていて、祝日にもなるほど、メジャーだったとは...知りませんでした。
コロナが明けたらぜひ世界の中秋節も体験してみたいですものです。

ちなみに、東南アジアよりも西の地域(インド、イスラエル、イギリス、フランス)になると、お月見の文化どころか普段から月を見ることもあまりない、とのことでした。その温度差も意外な発見でした。
(太陰暦や太陽暦などの暦の違い、宗教の違いで、月に対する見方も違うのかな?と調べてみたところ、太陰太陽暦、純粋太陰暦に加えて多種多様な暦とそれに紐づく宗教が出てきて頭が混乱してきたので一旦閉じました...)

でも、こうして見比べてみると、同じように中国から伝わってきたはずのお月見が、日本では月餅ではなく月見団子になり、月見バーガーがメジャーな文化になっているのは、それはそれでユニークな気もします。
今年はお団子作って、ベランダからお月様を愛でたいと思います!


<おまけ>
「月の模様は何に見えますか?」という質問をしたところ、
ほとんどが「何にも見えない」
アメリカの方「個人的にはチーズに見える」
シンガポールの方「個人的にはバターケーキや卵黄に見える」
とのことでした。これもまた意外な発見でした。
(でもよく見たら日本の「月のウサギ」はなかなか強引な気がします ^^;)

ではまた!


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