(下水の仕事)誰もやりたがらないトイレ関係の仕事 #9 【漫画】スラムダンク復活
世の中には沢山の職業で溢れている
子供達の将来になりたい職業を聞けば当然、スポーツ選手、お医者さん、アイドル、芸能人、政治家、多種多様な華やかな職業が出てくるだろう。
そして自分は確信している、全国の子供達の中で一人でも将来の夢を下水関係の仕事に就くことを、夢見てる子供がいない事を、、、
そんな職業に自分はついている
誰かがやらなきゃ行けない事かもしれないけれど、何故自分がそれをやらないと行けないのかが今も答えは見えていない、、、、
最近のニュースでスラムダンクの新作アニメ映画が公開される事になったらしい、自分の青春時代はスラムダンクの漫画にかなり影響された。
少年ジャンプで連載されていた漫画で、当時は大人気で、サッカー部より、圧倒的にうちの中学校ではバスケ部が人気があった。
そして自分もスラムダンクでバスケを始めた一人だ。
うちの父親はサッカーを幼い頃からしていたのでもしかしたらサッカーをして欲しかったかもしれないが、あの強烈なインパクトのある漫画のスラムダンクには勝てなかった。現在YouTubeでもツイッターでも相当な再生回数をたたきだしているらいしので、自分の世代は期待を膨らましているのだろう。
青春とは本当に素晴らしい、こんなトイレの流れた排水の排水管を毎日清掃している自分とはかけはなれた職業だ。
東京オリンピックのサッカーは、メキシコ戦で負けて惜しくも四位に終わり、メダルを取れなかった。その時、久保選手がインタビューを受けたさいに、本当に悔しいと泣いていた姿は、単純にうらやましかった。
それ程、人生を掛けられる事に集中できてる事は素晴らしい。
今の自分には全く無縁な状態だ。
本当にうらやまく思う
自分の会社は水道設備会社だ、とはいえ自分が配属されている部署は、清掃課、汚い所を洗う部署だ。
マンションに住んでる方は知っている方も多いはずだ、
そう、汗だくで部屋で入ってくる、、下水の清掃員だ。
この職業がよく分からない方は、YouTubeで(排水管清掃)と検索してみて下さい。誰にも理解されない仕事だと分かると思います。
他の会社には色々な部署が存在していると思う、こんな中小企業ですら、4個の部署がある、年収が高い方たちはもっと沢山の部署があるのだろう。
その中でも排水管清掃員に配属された自分は一番下の部署だ。
そんな清掃課は、いじられキャラが多い、特に役職がついてる偉い方がいじってくる、そして清掃課の中でもいじられキャラの岸田さん45歳(仮名)が標的になる。
現場で仕事を終えて会社に帰り、自分の席に座ると、岸田さんに対して後ろから脇腹をツンツンしてみんなが遊びだす、突然脇腹をツンツンされればビックリする、(ウオゥゥゥゥ)と声を上げ、みんなが笑う、会社ではムードメーカ的存在だ
その声の出し方が、うちの会社のみんなは面白いらしい。岸田さん本人もみんなが笑ってくれる事を楽しんでいる。
そんな中、岸田さんのある法則に社員達が気づきだした。
会社の役職が偉くなればなるほど、岸田さんの反応がデカくなるのだ。
それに気づいた社員がこっそり岸田さんに脇腹ツンツン実験をした
最初は平社員が岸田さんに対して脇腹をツンツンしても、そこまではリアクションがデカくなかった。(びっくりしたな~)っと、わざとらしく赤子をあやす様に接していた、まだまだ余力を残す感じだ
次に岸田さんの直属の上司が脇腹をツンツンした、それに対しては何故か少し、腹が立った顔をしていた。これは意外な反応、知らなかった一面だ
直属の上司はやはり仕事の関係上、日々のストレスも溜まっているのだろう。
その話を聞いた社長が、俺も脇腹をツンツンしたいと言い出した。
これは社員も面白がった、そして、社長が脇腹をツンツンした、岸田さんが誰が脇腹をツンツンしたか顔を確認した瞬間、、、、
(ウォォォォォォォォォォォォ~いひゅ~~~~ひイイイイイイイイイい)
と、、アイスピックで脇腹を刺されたくらいのリアクションをした。
尋常じゃないくらい大声を出した、
国道まで響き渡るんじゃないかと思った
ちょっとみんなもやり過ぎなんじゃないかと思うくらい大きな声をだした。
社長もあまりの大きさに恥ずかしくなったのか少し顔が赤面していた、こんなに大きなリアクションでビックリし過ぎて手に負えなかったのだ、リアクションをした岸田さんを確認すると、岸田さんも、顔が赤面と目の瞳孔が開きかけていた
会社の人達もなんか見てはいけない物を見てしまった気分になった
でも数秒すると岸田さんの顔には後悔はない顔をしていた。
リアクションをやりきったのだ。
岸田さんは45歳
サッカー日本代表20歳 久保選手
どちらも全力を出したのだ、どちらに価値があるなんて判断してはいけない。
誰にも憧れる事のない、下水の仕事と、誰もが憧れるサッカーオリンピック代表の選手ですら、本気を出した時は誰でも輝ける。
心の底からそう思った
明日から、家族、両親、友人、自分の為にどんな仕事でも全力で頑張ろうと思った。
やりきるというのが人生すべて
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