(下水の仕事)誰もやりたがらない仕事の日常#7 パラリンピック開幕
世の中には沢山の職業で溢れている
子供達に将来になりたい職業を聞けば当然、スポーツ選手、お医者さん、アイドル、芸能人、政治家、など多種多様な華やかな職業が出てくるだろう。
そして自分は確信している、全国の子供達の中で一人でも将来の夢を下水関係の仕事に就くことだと、夢見てる子供がいない事を、、、
そんな職業に自分はついている
誰かがやらない行けない事かもしれないけれど、何故自分がそれをやらないと行けないのかが今も答えは見えていない、、、、
パラリンピックの開会式が昨日行われたらしい、ネットのニュースによるとはるな愛さんや布袋さんが出ていて話題になっていた。
何やら布袋さんはデコトラに乗ってギターを鳴らしてメチャクチャカッコ良かったらしい。
俺はある事を思い出した、学校の学園祭でバンドをやる事になった、俺の担当はギターだった、はっきり言って学生レベルで上手いとは言えない
そんな中も女の子にモテたいが為に学園祭まで頑張って練習した。
メンバーと話し合いどうしたら盛り上がるかを必死に案をねった。
そしてボーカルが言った、とりあえずオレ達の実力じゃ演奏では盛り上げる事は出来ない。そうなれば体を取りあえず動かして派手に演奏しよう
そう言った
確かにそれはある、演奏も大した事が無いのに大人しく演奏していて盛り上がる訳がない、
みんなその意見には納得した
そして当日を迎えた、緊張しながらも、全員が意識したのは、派手に演奏する事、気分は布袋さんだ、体を震わせ頭を振った。
正直盛り上がっているのかも確認出来ないくらいに頭を振って演奏した、
もうすでに色々な事でいっぱいいっぱいになっている
そして頭を何処かにぶつけた
そりゃそうだ、そんだけ頭を振れば頭を何処かにぶつけるだろう
何処にぶつけたのか確認したら、俺のマイクの位置を直しに来てくれた女の子の後輩にヘッドバッドをしてしまったらしい。
その女の子はこっちを見てウインクをしている
良かった、、怪我してなくて、、、でも何故ウインクしてくるんだ、、、
いや、、よく見たら俺のヘッドバットが目に当たり、片目をつぶっていたのだった。
メチャクチャ渋い顔をしている、、女の子のあんなに渋い顔は見た事が無かった、、こっちが全部悪いんだけどメチャクチャ引いてしまった、、、
多分だけど今後もあれだけの渋い顔を見る事はないだろう、、彼女もまさか学園祭でヘッドバットされるとは思っていなかっただろう。本当に申し訳ない、心から謝りたい。
その後は頭が真っ白でよく覚えていない、、、、
苦笑いを連発していだろう、、
そして曲の最後にボーカルが叫んだ
(俺は〜失敗作だ〜〜〜)とボーカルが叫んだ
叫んだ意味も分からないし、何故そのフレーズを選んだのかも分からない。
その時はどうしてそのように叫んだのか確認しなかった事を今でも後悔している
そして今でも覚えてる、次の曲に移る為に楽譜をめくった時に、紙の楽譜のめくる音がパラッと聞こえた。
そんな事あります??
ここは図書室でしたっけ??
学園祭のライブ中に楽譜の紙をめくる音がハッキリと聞こえるくらい静まり返っているのだ。
これ程までに失敗したライブはギネスに登録してもいいと思う。
女の子にモテる為に頭を振り回す練習が、まさか本番で女の子に凶器と化すとは想像もしなかった。
人生は何が起きるか分からない、皆さんも近くに頭を振り回す人がいたら近くに行かない方がいいですよ、人生で1番渋い顔をする事になりますから
。
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