下宿館

愛知県の難民申請者が住むシェルター「下宿館」のアカウントです。 入管問題や人権、日々の…

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愛知県の難民申請者が住むシェルター「下宿館」のアカウントです。 入管問題や人権、日々の支援状況なども書きますが、住人や訪問者が作ってくれる美味しい料理、何気ない日常のことも書こうと思っています。

最近の記事

入管収容が生み出す重症者を減らす提案

下宿館は2018年から難民申請者、仮放免者に住居を提供しつつ、その人たちの生活や医療を支える活動をしています。その中で知ったのが、入管の収容によって体調が悪化する人が少なからずいることです! この記事では、入管の収容で健康を害する人がいる実情と入管行政が社会に負担を押し付けていることを解説したうえで、入管内で生み出される重症者を減らす提案をします。 1・入管収容には重症者を生み出す仕組みがあるまず下の図を見てください。これは入管の収容場で重症者が生み出される仕組みを図にした

    • 「鼻中隔湾曲症で苦しむイラン出身のMさんの手術費募金」にご協力をお願いします

      今回は鼻中隔湾曲症で苦しむイラン出身の仮放免者Mさんの手術費募金への協力をお願いする記事です 1・下宿館が募金を始めるにいたった経緯この項目では、我々下宿館がMさんの手術費を募金で集めることになった経緯をお話しします。 その前に、聞きなれない人が多いと思うので、まずは鼻中隔湾曲症という疾患の説明をします。 イラン出身のMさんは2009年に来日、その年に事故に遭ったことから鼻中隔湾曲症を患っています。 鼻中隔は左右の鼻の孔を隔てる壁で、薄い骨と軟骨で形成されています。 鼻

      • 月刊下宿館:活動報告で募金をお願いする号

        1・下宿館の活動を紹介しますので、応援してくださる方は募金をお願いします 今回は下宿館の活動を紹介します。 下宿館は眞野明美が2018年の10月にひとりの難民申請者に住居を提供したことから始まりました。 その後の歩みはまた別の機会に語るとして、今回は下宿館の活動内容を紹介します。 下宿館は、以下のような活動を行っています。 ※今回活動紹介するのは、「こんなことをやってますよ。どんどん支援しますよ!」という呼び込みが目的ではありません。 私たちは、人手と資金の不足で、目

        • レバノン出身のTさんへの医療費募金記事です

          【この募金は終了していますが、活動記録として記事は残しています】 当記事は痛みで困っている方への医療費募金の告知記事として、2023年6月27日に掲載しましたが、2023年7月8日をもって募金は終了しています。 以下、振り込み先情報を削除した以外は、下宿館の活動を記録する意味で掲載時のまま記事を残していますので、その点をご理解の上で読んでいただけるようお願いいたします。 レバノン出身のTさんは、交通事故の後遺症で激しい痛みがあります。しかし、Tさんは仮放免中で経済的困難が

        入管収容が生み出す重症者を減らす提案

          「外国人も日本人も関係ない!」 名南病院の人道的医療に反響ぞくぞく!!

          毎月1回配信予定の『月刊下宿館』ですが、今回は5月27日の『報道特集』で紹介された名南病院の人道的な医療体制と、番組を見た方からの大きな反響、名南病院からのコメントなどを緊急増刊号としてまとめました。 1・名南病院と下宿館名古屋市にある名南病院は、事情があってお金が払えない人にも差別なく医療を提供する「無料・低額診療制度」を実施しています。 下宿館に関係する難民申請者、仮放免者も、働くことが許されず、保険証も作れないので、名南病院にしばしばお世話になっています。 そんな名南

          「外国人も日本人も関係ない!」 名南病院の人道的医療に反響ぞくぞく!!

          月刊下宿館 創刊号

          1・『月刊下宿館』ってなに?1-1・「下宿館」と『月刊下宿館』 そもそも「下宿館」は、愛知県某所にある住居です。 2018年にひょんなことから、難民申請者(※1)や仮放免者(※2)を受け入れるようになり、結果としてシェルターのような場所になっています。 『月刊下宿館』は下宿館の女将・眞野明美や元住人・小柳康之、番頭bなどの支援者(※3)の活動や、下宿館の風景、知り合った外国籍の人たちのことを書くサイトです。 『月刊下宿館』には、以下の目的があります。 1・下宿館メンバーの

          月刊下宿館 創刊号