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オンラインレッスン準備開始

専用スタジオを日進まこと幼稚園内に設置することが決まった僕は、ひとまずそのお借りする部屋を掃除した。

やることをおさらい

広さはおそらく10畳ほどに見えるその部屋。

しかし、様々な資料やしばらく使われていなかったであろう埃だらけの備品が散在していたので、足の踏み場はない状態だった。

こんなこと暴露して、すいません。^^;

とにかく何から手を付けたらいいかわからなかったが、野尻さんも手伝ってくれて何とか少しずつ片付いてきた。

この時点で、実際にどのくらいのスペースがあれば配信することが出来るのかがわからなかった僕は、とりあえず部屋の半分程度を使用させていただく事にした。

もう半分には、もともと置いてあった野尻さんのデスクや、どうしても動かせない棚など、それらはそのまま置いておくことになった。

さて、この時点でこれから何が行われるかを整理しながら説明したいと思う。

まず、僕がやろうとしていることはZoom(オンライン会議システム)を使用して、スタジオにいる多人種の外国人と全国の園児達を繋ぎ、多人種と英語で触れ合う、リモート異文化交流環境を作り出すというものだ。

そして、日進まこと幼稚園はそのレッスンを導入してくれる初めての取引先になってくれた。

そこで、当初の予定であれば、スタジオをどこかに構え、そのスタジオと日進まこと幼稚園をリモートで繋げてお試しレッスンをするはずだった。

しかし、急遽、スタジオは日進まこと幼稚園内に設置するということに決まった。

したがって、日進まこと幼稚園内に設置するスタジオと、日進まこと幼稚園の他のクラスをリモートで繋いでお試しレッスンをするということになったというわけだ。

つまり同じ建物内にいるのにリモートで繋ぐ。

一見、なんじゃそら?な話だが、実はこの状況はお試しレッスンをする上ではとても好都合だった。

理由としては、とにかく初めはエラー続きであろうと予測していたからだ。

オンラインで繋ぐというのは、とにかくインターネットの環境にそのクオリティが依存してしまう。

そのため、不具合が起きてしまった場合、すぐに駆け付けて解決しなければいけないということも起こりえるが、場所が離れているとそれが出来ないのだ。

これは当初から考えていたことだが、僕の予想していたもう一つの問題がある。

これまでお試しレッスンに協力してくれる園を探していますと、それなりの数の幼稚園にコンタクトを取ってきた。

しかし、その際によく感じたことがある。

それは、

多くの保育施設では、いまだにインターネットの知識がある人が非常に少ない。

ということだ。

この頃だいぶ親しみが出てきたZoomといったリモートシステムはおろか、そもそもパソコンをいじったことが殆どない、インターネットを引いていないといった保育施設もたくさんあるのだ。

それにも関わらず、僕のレッスンを導入する為には、各園の先生の中で担当者を決めてもらい、その方にリモートレッスンを行うたびにパソコンとモニターをオンにして、リモートシステムを起動する作業をしてもらう必要があった。

一見慣れている人からしたらそんなこと?と思えることだが、そこのハードルが実は非常に高いのだ。

そして、日進まこと幼稚園も例外ではなかった。

だから、ゆくゆくやり方が定まったらお伝えさせていただき、担当者を決めてもらって対応してもらいたいとは思っているが、落ち着くまでは全部自分で対応したいと思っていた。

といった形で、とりあえずいい感じで状況が進んでいると言っていいと思った。

そしてここから実際にスタジオを作って行くのだが、まず、この5畳ほどのスペースを何から始めようか?

パソコンは、まずは僕個人のノートパソコンを使用する。

これはこの配信側で使用するとして、もう一つ必要だ。

日進まこと幼稚園側、つまり受取り側でもパソコンが必要だ。

僕の考えとしては、今後取引を行う保育施設には、基本的にはパソコン、そして大きめのテレビモニターは各園で準備してもらおうと考えていた。

汎用品は他でも使用できるためだ。

しかし、日進まこと幼稚園に関しては、やはりそこもお試しレッスン、そしてスタジオ部屋を使用させてもらっているので、こちらで準備することが必要だと考えた。

とはいえ、いきなりこの時点でパソコンもう一台と大きめのテレビを2台購入するのはかなりの出費なので出来ればしたくなかった。

そこで思いついた。

僕は、以前働いていた会社から支給されているノートパソコンを、引き続き行っている海外案件をスムーズに行うためにそのままお借りしていた。

もちろんそちらの業務専用のものだが、ひとまず取り急ぎそれを使用させてもらえばいいかと考えた。

最悪Zoomのようなリモートシステムであれば、スマートフォンでも可能なのでそれでもいいかと考えたが、行いやすさの観点からそちらを受信側で使用することにした。

後はモニターである。

実はこれにはすでに手を打ってあった。

この部屋を掃除した時に、もう使用していないというテレビが置かれていたのだ。

そこで、もし使用していないのであればそのテレビを初めの間はお借り出来ないか?と野尻さんにお願いしていた。

そしてこれも快くオーケーしてくれたので、ひとまず配信側のテレビは準備できた。

そして問題は、受信側だ。

これに関しては一台テレビを準備する必要があると思った。

しかし、家にも余っているテレビはない。

やはり購入が必要か?

と思ったその時、もう一つ少し小さめの部屋でいつも園長先生が座っている部屋があった。

そこに、どうやらもう一台、あまり使っていなそうなテレビがあることに気が付いたのだ。

そこで、園長先生に相談してみることにした。

ひとまずオンラインで繋いでみてどのくらい出来るか確認したいので、初めの頃だけそのテレビを使用させてくれないかとお願いしたのだ。

すると、これまた快くオーケーしてくれたのだ。

皆さん、なんと心が広い協力的で柔軟な先生たちなのだ。

こうしてひとまず最低限のパソコン、テレビは確保できた。

インターネットは確認済み。

よし、まずはなんとなく片付いてきてはいるが、まだ整頓されているとは言えないスタジオ部屋にテレビを設置。

しっかりしたテレビ台もないので、椅子を2脚並べて何とかバランスを取った。

そしてパソコンも準備。

もう一つの部屋はこのスタジオ部屋のすぐに後ろの部屋。

今度はそっちにおいてあるテレビにパソコンを繋いで、準備完了。

さて、まずはWifiの繋がり具合や音声の確認から始めてみるとしよう。

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