ロゴ&名刺完成
ひさしぶりだね~!
クリエイトに最適な距離感
久しぶりに会った鶴ちゃんは、相変わらずいつも通りの雰囲気を醸し出していた。
いつも腰が低く、誰の話もよく聞く鶴ちゃんはみんなに好かれている。
鶴ちゃんの職場は新宿に近いこともあり、その近所でよく行くおすすめの居酒屋に連れて行ってくれた。
久しぶりにビールで乾杯しながら地元の友達の話や仕事の話し、そして僕の独立したきっかけなどを話した。
そして、話題は本題に。
僕はすでに自分でPPTで作ったロゴを鶴ちゃんに事前に送っていた。
話をする前にイメージを掴んでおいて欲しかったからだ。
すると、
さすがデザイナー。
なんと!すでにこの日までにいくつかデザインを作ってきてくれていたのだ。
そして僕はそのロゴデザインサンプルを見て思った。
やっぱり全然違うわ!
参考までに自分で作ったロゴが、まさかこんな風に生まれ変わるとは。
そこにはしっかりした企業ロゴっぽい仕上がりのデザインが並んでいた。
実際には僕の作ったロゴとは全く似ても似つかないものだったが、僕の伝えたいイメージを残したまま、上手にプロの腕でそれっぽいデザインに仕上げてくれていた。
いくつか作成してくれたが、正直これにしてくださいと言われればどれでも問題ないレベルのデザインばかりだった。
しかし、何度も言うが僕は非常にこだわりが強い人間だ。
しかも今回は、企業ロゴという自分の事業を象徴するとても大事なもの。
そう簡単に決められるはずがない。
だからこそ、こういうときに僕らの関係性が非常に役立った。
もし僕がデザイン会社や、知り合いでないフリーランスの方にお願いしていたなら、正直作成してもらったデザインの中から決めることになっていたであろう。
もちろん修正をお願いすることも可能だが、その分費用もかかるし、何より結局僕の意図をしっかりと伝えられるほど打ち合わせが出来るとは思わない。
しかし、鶴ちゃんであれば話は違う。
一緒に酒を飲みながらロゴデザイン達をしばらく見つめてあーだこーだ話と話が出来るのだ。
もちろん費用は支払うつもりだし、鶴ちゃんも仕事として、プロとして責任をもって対応してくれる。
今回は本当に持つべきものは友だなと実感した。
そして、そんないろいろとお互いアイデアを出し合った結果、僕の中にはっきりとした新しいアイデアが浮かび上がってきた。
この日はそのイメージを伝えたところで、時間が遅くなったのが解散することになった。
そのイメージを説明させてもらうとこのようなものである。
どこでもWorldKidsのコンセプトは、
「日本生まれ、世界市民を育てよう」
である。
日本の子供たちが、様々な文化で育った多人種と触れ合える環境が日常にある。
そんな環境を全国に広めていきたいという思いだった。
そして、現代のIT技術であれば、その環境をリモートでお届けすることが出来る。
それが出来れば、生まれ育つ環境に左右されずに日本全国の子供たちが皆平等にそういった環境で育って行くことが出来るのではないか。
そう考えたのである。
そこで、まず電源マークをしようすることにした。
パソコンの電源を入れるだけでリモートで繋がれることの表現である。
そして電源マークの中にどこでもWorldKidsの文字を入れ、そのWorldの真ん中の"O"をマッピングマーク(位置マーク)で表す。
そうすることで、パソコンの電源を入れるだけでどこにいても今いるその場所が世界の中心となる。
そして、その環境で育って行くことで、将来個性豊かに世界に羽ばたいて行けるという意味を表現するためにカラフルな葉っぱを付けた。
我ながらとてもしっくりくる発想だった。
そして、それから数日後。
鶴ちゃんからデザインが送られてきた。
それがこれである。
実際には、フォントや文字の太さといった細かい修正は行ったが、最終的にこのデザインをどこでもWorldKidsのオフィシャル企業ロゴとして採用することにした。
鶴ちゃん、マジで感謝である。
そして、次は営業活動に必要な名刺を作ることに。
これに関してもそのままデザインは鶴ちゃんにお願いすることにした。
名刺デザインに関してもいくつか実際に鶴ちゃんの務めるデザイン会社の取引先の名刺を参考までに見せてもらい、なんとなくのイメージを掴みながら、相談しながらオリジナルのものを作成してもらった。
そして出来上がったのはこちら。
個人名や住所が出ているので黒塗りにさせてもらったが、裏表で日本語、そして英語と両方のパターンで情報が記載されている。
印刷は、CMでお馴染みのラクスル。
とにかく安いし早い。
無料で数パターン選べる紙質のサンプルを送ってもらえて、そこから自分の好みの紙を選んで発注する。
光沢のあるものや、ざらざらした質感のものなどいろいろ選択できるので、このクオリティで、最低ロット(注文枚数)が100枚程度から出来るのも関わらずびっくりするくらい安い!
本当に是非おすすめである。
こうして無事企業ロゴ、そして名刺が誕生した。
自分の事業が少しずつ形になってきたと実感が湧いてきた。
しかし、まだまたやることはたくさんある。
見かけ倒しではなく、レッスン内容をよくするために試行錯誤しなければいけない。
全ては子供たちの視野を広げてあげるために。
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