コーヒー浣腸:はじめてやったときの感想

ゲルソン療法で行われるコーヒー浣腸をはじめてやってみたときの感想です。準備や、やり方については、下記の記事を参照ください。

■コーヒー浣腸について
https://note.com/gerson/n/n9703e65507b2


ゲルソン療法では、自らの治癒力を高める食事の他に、解毒に主眼が置かれています。解毒をする上では「コーヒー浣腸」が有効な手段として用いられます。

ここでは、はじめてコーヒー浣腸をやってみた僕の感想や、実際にやってみて「わかったこと」などを取り上げてみたいと思います。


■すんなり浣腸が出来ない

はじめてカテーテルを肛門の挿入する際、とても四苦八苦しました。痛みなどがあるわけではなく、カテーテルの先端がなかなか肛門の中に入っていかないのです。

ワセリンはこれでもかというくらい塗っていますので、滑りが悪いわけではありません。喩えていうならば、穴の空いていない壁に対して、一生懸命突き刺しているような感覚とでもいうのでしょうか。

「これ、本当に入るのかな…」

と、数分格闘しているうちに不安になってくるかと思いますが、大丈夫です。

肛門の力が抜ける体勢を見つけて、息をゆっくり吐き出しながら、カテーテルを肛門に対して垂直に差し込んでみてください。僕の場合は少しでも斜めになっていると入りませんでした。

肛門あたりの様子はなかなか見えませんので、自分の持っているカテーテルが垂直になっているのかどうかは確認しづらいかと思いますので、カテーテルの先端を肛門に当てながら、ゆっくり回るようにしてみてください。そのうち、「すっ…」と入るポイントが見つかるかと思います。そのときが、垂直に当たっている状態だと思います。

その後は、ゆっくり、優しく奥深くまで挿入してみてください。シャルロッテ・ゲルソンさんの本では、20cm~25cm挿入すると書かれていますが、僕の場合は10cm入ったところで、それ以上奥に進まなくなってしまいました。これ以上やると腸を傷つけると思いましたので、それ以上挿入するのはやめました。


■激しい便意

カテーテルをせき止めているクリップを外すと、ゆっくりとコーヒー溶液が腸内に入ってきます。なにか入ってきているな、という感覚があるというよりは、クリップを外した瞬間から激しい便意に襲われるという感じでしょうか。

下痢をしているときに、腹痛に襲われて、それが1秒毎に増えていくイメージです。気を緩めると、肛門から噴出しそうになるので我慢。

僕の場合は500mlのコーヒー溶液を注入した段階で、居ても立っても居られないくらいの便意に襲われ、ギブアップしました。トイレに駆け込み放出をし、そのあと残りの500mlの注入をはじめます。

ゲルソン療法では、1リットルのコーヒー溶液を注入した後は、12分~15分はその状態をキープすると書かれていますが、初心者の場合はこのキープが難しいとも書かれています。実際にやってみると、本当に難しいです。

あまり我慢をしすぎると意識が朦朧としてきますので、慣れるまでは、限界の何歩か手前でトイレに駆け込んだほうがよいかと思います。

今後は、いかにキープする時間を伸ばしていくかが課題だと思います。


■コーヒー浣腸後に起きること

体力を消耗するということはありませんが、すこしぐったりします。疲れ切っているのではなく、心地よい倦怠感のようなものです。プールで遊んだ後のような疲労感にも似ていますが、不快ではありません。

また、瞳孔が開く感覚があり、光が少し眩しく感じました。物もよく見えるような気がしましたが、これはカフェインによるものなのかもしれません。

コーヒー浣腸後によくある反応として下痢があげられるそうですが、僕の場合はそれはありませんでした。また、排便の際に肝臓から排出された毒のせいで肛門がピリピリとする人もいるようですが、これもありませんでした。もしかしたら、回数を重ねるとそういった症状が出るのかもしれません。

コーヒー浣腸のあとは、夜中に発汗がありました。寝間着に着ていたTシャツがびしょびしょになるくらい汗をかいたのですが、具合が悪くなるといったことは特にありません。

お腹周りがとてもスッキリとした感覚もあります。たとえていうなら、お腹のあたりにある内臓がすべて無くなったような軽さです。何度か下っ腹のあたりがキューッと痛むことがありましたが、それも数回で消えました。

コーヒー浣腸をしてから7時間後の翌朝の体の変化ですが、若干の頭痛と、鼻詰まりがあります。耐えられないほどのものではありません。ゲルソン療法で用いられるトライアド(アスピリン+ビタミンC+ナイアシン)を服用すれば改善するレベルだと思います。



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