粂川麻里生訳『ファウスト』は、作品社から出ている。いままでの日本のファウスト本のなかで一番手に持った感じがいい。まず分厚いのが好ましい。そして二段組になっているのに感激。久しぶりに見た二段組。本を開くと見開き左頁の二段組の下の段に小さな字の注がまとまってある。この注の場所が絶妙。