伊島 秀_Shu Ijima

奇考士・奇文家 Geric Plankton(ゲリック・プランクトン) 改めて伊島 …

伊島 秀_Shu Ijima

奇考士・奇文家 Geric Plankton(ゲリック・プランクトン) 改めて伊島 秀。 詩人に憧れ、文士を目指し、学生時代からライター業を開始。 既存の枠組みに捉われない奇考士(きこうし)、または奇妙なことを書く奇文家(きぶんか、きぶんや)を自ら命名し、現在活動中。

マガジン

  • デジタル書道作品集

    朝の日課として続けているデジタル書道作品集。 禅語や道元の名言、著名人の格言等、 心に静謐をもたらす言葉の数々を記録する。

  • マイ・ミニマリズム〜極少の物で、極上の幸福を。

    現代に溢れかえっている物・物・物。 果たして、物は生活を便利に上質にすることができても、人間を幸福にすることはできないのではなかろうか? そんな疑問から、「マイ・ミニマリズム=極少の物で、極上の幸福を。」をテーマに日々模索する経過を記録する。

  • 人生最期の食事を求めて

    【人生最期の食事を求めて】 この1回限りの人生において、A級・B級の分け隔てなく美味しい食事と幾度と出逢うのであろうか? そして、いつ来るとも解らない死の直前に何を選ぶのだろうか? 雄叫びを上げたくなるほどの、膝から崩れ落ちるほどの、涙が出るほどの食感動。 この記録は、究極の選択の模索と探求の試みである。 あなたなら人生最期の食事は何か?

  • 人生の道端微録。

    引き際。 スポーツ選手の引退の際にしばしば用いられる言葉である。 そこには、人それぞれの人生の価値観が反映する。 会社退職、それは引き際かもしれない。 が、新しいステージを切り開く可能性でもある。 誰もが期待と不安の中で生きるならば、あえて不安を選択する人生を選ぶ。 そんな心の吐露を思い思いに語る。

最近の記事

生死中無佛則無生死

    • 生也全機現 死也全機現

      • 【マイ・ミニマリズム〜第4断】ミニマル・アドマンとミニマリズムにおける矛盾と対立

        広告とミニマリズムというテーマは、私個人にとって相矛盾する非常に困難なものである。 元来、私は他者に比べると所有欲はなく、しかもイベントやキャンペーンが嫌いな人間でもある。 そんな性分を有する者が、何の因果かそれなりに大手の広告代理店(広告会社とも言われているが、実際の業務はやはり広告代理店だろう)に入社し、しかも営業という清濁併せ飲むセクションを担当していたのだから、我ながら驚きを超えて呆れてしまうほどだ。 前述のとおり所有欲がなく、イベントやキャンペーン嫌いに加えて自動

        生死中無佛則無生死

        マガジン

        • デジタル書道作品集
          384本
        • マイ・ミニマリズム〜極少の物で、極上の幸福を。
          4本
        • 人生最期の食事を求めて
          109本
        • 人生の道端微録。
          3本

        記事

          【人生最期の食事を求めて】台湾料理の逸品と戯れる横浜日の出町の夜。

          2024年6月20日(木) 台湾料理 第一亭(神奈川県横浜市中区) 大岡川に沿って連なるその街。 妖しげで艷やかな灯り、古錆びた家々から放たれる荒んだ生活臭、そこで暮らす人生の陰影を背負った人々。 そこは、かつては近寄りがたく、触れてもならず、仮に足を伸ばせば戦争直後の混沌がのさばるような場所だった。 目を合わせることはもちろん、そこを通ることすら憚られた街も、今では一見すると浄化の途を歩み、穏やかで感情を失った表情のように見繕っているように思えた。 其処此処にはまだ淫靡

          【人生最期の食事を求めて】台湾料理の逸品と戯れる横浜日の出町の夜。

          初發心時便成正覺

          初發心時便成正覺

          放行也瓦礫生光

          放行也瓦礫生光

          【人生最期の食事を求めて】変貌めまぐるしい横浜駅で出くわした濃厚過剰な肉そば

          2024年6月20日(木) 右衛門 CIAL横浜(神奈川県横浜市西区) 羽田空港に到着したのは13時過ぎだった。 程よい空腹ではあるが、まだ昼を過ぎたばかりということにも配慮して羽田空港での昼食は回避した。 横浜駅行きのバス停に向かうと、肌に粘りつく湿気が徐に汗を育み、腋窩や背中を舐めるように滲み出した。 バスが滑り込んできた。 支払い方法が電子マネーのみでなくQRコード決済もできるという利点に、私は小さいながらも喜々として乗り込んだ。 ほんの小さな利点にも幸福を感じる性

          【人生最期の食事を求めて】変貌めまぐるしい横浜駅で出くわした濃厚過剰な肉そば

          【人生最期の食事を求めて】洗練空間の中で愉しむたまごサンドの粋。

          2024年6月16日(日) THE COFFEE BAR(岡山県岡山市北区) 前日の広島への突発的な旅の中で、私はとあるコーヒーショップで休憩していると、ある意味で衝撃的な会話を耳にした。 それは、“岡山県民は早起きが苦手ゆえに早朝から営業する店が少ない”という内容である。 果たしてそれ事実なのか? それとも俗説に過ぎないのか? その場で私はすかさず様々な検索手段で店を探した。 私の手許のスマートフォンに朝食を提供する店は数店舗浮かび、すぐさま営業時間を確認すると11時営業

          【人生最期の食事を求めて】洗練空間の中で愉しむたまごサンドの粋。

          在途中不離家舍

          在途中不離家舍

          眼似流星 機如掣電

          眼似流星 機如掣電

          【人生最期の食事を求めて】人気・実力ともに岡山屈指の居酒屋へ。

          2024年6月14日(金) 鳥好 駅前本店(岡山県岡山市北区) 4月に痛めた頚椎症性神経根症は歩く度毎に右肩に凄まじい鈍痛をもたらし、さらに今年初の痛風は歩行を遮った。 血液検査の結果は明らかに芳しくはなく、その中でも悪玉コレストロールの異常値は医師も目をみはるものとなってしまった。 私の極端な性格からして、その診断から食生活は一気に野菜ばかりにシフトし、就寝前はアルコールに代わりカモミールティーとなった。 そういった制限のかかった生活も2ヶ月以上も続くと、私の中で何か起

          【人生最期の食事を求めて】人気・実力ともに岡山屈指の居酒屋へ。