見出し画像

なぜ競技以外の活動をするのか

なぜ私を含めプロ達が競技以外の活動をするのか。

説明不足になりますが、単刀直入に言うと選手としての影響力の拡大(プロモーション活動)が目的です。(後半でもっと詳しく書いていきます。)

これはスポンサー企業が選手に良いイメージと影響力(商品の販売、企業イメージ向上)を求めているからです。

ここでまず理解しないといけないことは実力≠影響力(広告能力)ということです。これはよく議論が起きる原因となっていますね。掘り下げると競技性とエンターテイメントのバランスなどの話にも繋がって行きますが今回は影響力(広告能力)について進めていきます。また今はフォロワーなど影響力が数値化されたことも大きく関わっています。

強引な例えですが、ダーツをやってなかったとしても国民的アイドルがダーツ業界に入ってきたらアッと言う間に世間の注目を浴びてファンに物が売れていくでしょう。この時スポンサーをしたら彼らに払う広告費はとんでもない額になると思います。そしてこの時のファンと言うのは既存のダーツファンよりダーツファン以外の人の方が多いはずです。(ダーツを買ってもファングッズと一緒に飾られそうですが)

これを選手に当てはめると選手の影響力によって、物が売れる。企業のイメージが向上する。認知される。その評価から選手へのスポンサードが増減する。となります。

ここで当初の疑問を掘り下げるとなぜ競技以外の活動をするのか、それは人口を考えるとわかります。ダーツ業界以外の人間の数の方が圧倒的に多いということです。どこへ向けてアピールしたら良いのか明々白々です。(既存のファンを蔑ろにしろと言うことではないです。)ダーツ業界で認知度がある方ほどこのことに気づいて、新規開拓を考えると思います。最初に知ったプロのファンになる確率は高く、そして道具も一から揃えるので物が売れます。

ダーツ業界はダーツファンを増やしマーケットを拡大したいので、既存のダーツファンだけでなく、業界外のファンを取り込める能力を持つ人材が喉から手が出るほど欲しいはずです。それができる人ほど評価も高くなっていくと思います。(この評価は競技性と乖離しているのでよく議論を呼ぶ)

この仕組みから考えると一見遠回りに見えますが、選手はスポンサー収入を増やし競技に集中する環境を作るためには地道にプロモーション活動をしていくのがセオリーになるのではないかと思います。既にそうですが改めて(お金はある!って人とパトロンがついててやらなくて大丈夫な人もいます。)

どうしたら影響力を得られるのか?
今の時代はあらゆるコンテンツに簡単にアクセスできるようなりました。自分のことを売って行く方法は無数にあります。自分で情報収集をして自分で発信していく力が求められます。youtube,niconico動画、ツイキャス、facebook、twitter、linelive、などなどそこで地道に活動していくのがベターだと思います。(既に活躍中の方々は本当に素晴らしいと思います。)おっきい話を書いてきましたが、単純に協力者を増やすことです。基本は身の回りのコミュニティを大事にしていくこと家族、店舗、所属する団体、etcだと思います。

また注意しなければならないことがあります。影響力の増大と共にリスクも上がります。悪いイメージが先行してしまうと企業が離れ、ファンも減り活動が窮することになります。(稀に関係ない人がいます。不思議)行動を反省してまた1から頑張るしかありません。またちゃんとやっていても嫌がらせを受けることもあります。根も葉も無いことで噂攻撃をされることです。風説の流布と言います。真っ向から否定し、そういったことをする人たちには屈しない意思表示をしっかりしましょう。

まとめると、
ダーツのプロがなぜ競技以外の活動をするのかそれは業界に貢献し評価され収入を増やす為に、練習や試合以外にも既存ファンへの活動とは別に新規ファンに向けたプロモーション活動もしなくてはならないからです。
そして、わかったことはこの理由を知らずに見るとその新規開拓の様子が既存ファンに違和感を与えるということです。

説明したいけど面倒だからって方が多そうだったのでまとめてみました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?