癖とアホ。
口癖の癖が強い店主が腕を振るうラーメン屋さんが家の近くに出来てまして。
ここからは、私がラーメンを静かに食べていた際、私の後からやって来て、少し離れた席に座った疑り深いおっさんと口癖の癖が強い店主のコント『ぶん殴られちゃいますよ』をお楽しみください。
疑り深いおっさん
「この牛肉出し牛らーめんって、どんな感じですか?チャーシュー麺みたいな感じですか?」
癖の強い店主
「牛らーめんは骨をほとんど使わずに牛肉で出汁をとってますし、とにかく全部牛で出来てるらーめんです。」
疑り深いおっさん
「チャーシューは豚なんですか?」
私の心の声
『いや、全部牛って言ってるやん、アホなんか。』
癖の強い店主
「牛のラーメンって言ってんのに、豚のチャーシューが入ってたらぶん殴られちゃいますよ。」
疑り深いおっさん
「でもここの豚のチャーシュー美味しいじゃないですか。」
私の心の声
『いや、それは今関係ないやろ。』
みたいな感じでして、もうアホと癖の鬩ぎ合いでした。
で、先に入った私も偶然、その牛らーめんが気になって頼んでいて、食べたんですけどね、美味い。これが近所に出来たのは嬉しい。
で、疑りおっさんが黙々と食べてる時に、癖の店主が「どうですか?」って聞いたら、またコントが始まりまして。
疑りおっさん
「牛っていうからもっと重たい感じかと思ったのに、意外にあっさりしてますね。本当に牛だけですか?魚介とか入ってないんですよね?」
私の心の声
『いや、なんなん、、牛のみでこの味出されたら困ることでもあるんか、このおっさん。』
癖の店主
「牛のみですよ、なんでもやり方ですよね。24時間はみんな平等なので。でも後で感じる満足感は強いと思います、牛なんで。」
私の心の声
『急にどした?与えられた時間の平等さの件、要る?あと牛だからっていう牛への信頼の厚さなんなん。』
疑りおっさん
「チャーシューもこんなに柔らかくて美味しい感じに仕上がるんですね、牛だし、もっと硬い感じなのかとおもってました。」
私の心の声
『まだほのかに疑っとるやん、怖いわ。そして柔らかい牛肉に出会ったことないんか。』
癖の店主
「工夫と手間ですよね、今の時代、硬いチャーシューなんて出したらぶん殴られちゃいますよ。」
疑りおっさん
「いや、ぶん殴られはしないと思うけど。」
私の心の声
『もしかしてこのおっさん、店主の「ぶん殴られちゃいますよ」を初来店の私に聞かせるためにわざとアホの振りしてんのか?』
というあらましでした。
スタンダードな方のらーめんも気になりまして。
豚のチャーシューも美味いって、あの疑り深いことで有名なおっさんが認めてたし。
ということで、昼は牛らーめん、夜はチャーシューめんを頼んでみました。
ほうれん草をトッピングしてくれと頼んだところ、「小松菜になりますけど、大丈夫ですか?」って。
大丈夫だけど、じゃあなんでほうれん草って書いてるんや。
また行こうと思うけど、入店してから帰るまで、私には一言も話しかけようとしないのはなんでなん。
別にいいんですけどね、あんなにツッコむとこ多いと添削に気を取られてらーめん食ってられないんで。
※店のメニューが『らーめん』と表記していただけで私の拘りではありません。
八幡山のモモヤさんでした。
ココナッツバークムクムTOKYO
〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-2-7ダイカンプラザ星座館ビル3F 301
エレベーター降りてすぐ右の木ドア
※お金がないので看板等は無いですが、お店はあるので信じてください。
※日曜休み、不定期で月曜もお休みをいただくことがあります。
※ただ、日曜開いてたら行くのに、みたいな言い訳を排除するためなら身を粉にすることも吝かでないので、ご連絡いただければ、休みたいという葛藤と戦えます。
でも何もしたくない日って突然訪れるので、全然日曜でも月曜でもない日も積極的に休みたいです。
営業時間:21時〜5時くらいになったら帰って欲しそうな空気漂わせることがあります。主に表情に出します。
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