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今回は育児の話、関係なし!
とにかく書きたいことを書きます。(きっとめちゃ長文になります)
そして、先に言っておきます。

今、ちょっとヒマしている、という方は
ぜひ一度このYouTubeを見てほしい!特にキッズ!

同世代以上には知っている人もたくさんいるかもしれないボブ・ロスさん。(以降、失礼ながらボブと呼ばせていただきます)
画家さんです。
ただし、とにかくオリジナリティがすごい。
独特のアイテムを使って風景画を描き上げていき、
その様子が「JOY OF PAINTING」という番組になっているのですが・・・
描かれている風景は・・・

完全にフィクション!

なのです。
つまり見たこともない風景を想像して、しかも30分であっという間に描きあげるというアフロのおじさんなのです。

その名もボブ画法!

もちろんその絵がキレイで本当にありそうなものばかりなのも素晴らしいのですが、トークが軽妙(笑)まずは、BSでやっていた吹替バージョンをどうぞ。

ちなみに冒頭でもさらっと

「今日から24回目のシーズンがはじまります」

と、言っていますが、いったいどんだけやっていたんでしょう・・・すごいよ、ボブ。(調べたらわかるんでしょうけど)

番組に出会ったのは高校生の頃。ただし、きっかけは覚えていません。
とにかくものすごい衝撃でした。
絵を描くのは、とにかく大の苦手ですが、

「これならオレでも描けるんじゃね!?」

と思わせてくれました。まさに「JOY OF PAINTING」=「絵を描くことの喜び」を教えてもらった感じです。
当時はインターネットもないので、もちろん詳細を調べることはできず、ただ毎日、今まではノーチェックだったBSの番組表を見て「ボブの絵画教室」を見つけると必ず録画(VHSにね)してましたね。

とある夏休み。(だったと思います)

当時、別々の高校に通っていた小学校のサッカー部で同級生だったメンバー数人と長期休みに入ると必ず誰かの家でお泊りをしていたのですが、そこにこのビデオを持っていきました。

「おお、これすげー!」

まさかの高校生男子たちのハートをわしづかみ。

そして誰がどうやって情報を仕入れたか忘れましたが、
「どうやら東急ハンズでボブのセットが売っているらしい」
という情報を聞きつけ、お年玉抱えて買いに行きました。

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こんな感じのやつ。すごい高かったです。

面白い形のナイフ。これを使って雪山の表面とかを描くのですが、必ず「ズーン」と言うんです。

リキッドホワイトというその後も別の場所では聞いたことがない絵の具をぶっとい刷毛みたいな筆でガシガシ塗っていったり。
ちなみにボブはこの筆を使った後はイーゼルの足でバタバタやって水気を飛ばすのですが、家では絶対に無理でした。

とにかくこれを手に入れた時のテンションの上がりっぷり!
実は、いいスパイクを買ったときよりもうれしかったです。
まあそもそもスパイクのために貯めていたお金をここで使ってしまいましたし。

もちろん、家で描きまくりました。親戚に眼鏡屋さんなのに、店の奥を完全にアトリエ化していた油絵好きのおじさんがいたので、いろいろアドバイスも聞きながら。

しばらくして。

その一緒にハマった同級生の一人はもっと絵を描きたいと美術の予備校に通い始めました。すると、彼はどんどん絵がうまくなるわけです。しかも、ちゃんとした基礎からやっているから、どんなものでも描ける。

対する僕は、ひたすらに見たこともない風景を描くのみ。

だんだんモチベーションが落ちてきてしまったのです。
で、いつの間にか絵を描くのはやめました。

そして、いよいよ大学受験が見えてきたころ。
いつものように集まった同級生たちと「どうする?」みたいな話をしていたら、美術の予備校に通っているその彼は、美術学科を受験すると。

あれ?オレ、そこの放送学科に行こうと思っているんだけど。

というわけで、結局お互い合格して、小学校の時以来同じ学校に通うこととなりました。ついでに一緒にサッカー部にも入りました。

全てはボブのおかげです。

長くなりましたが、結局何かというと、

ダラダラとなんとなくテレビを見ただけなのに

なんだか人生が変わるような出会いもあるんです。

ということですね。

こういう時だからこそ、やりたいことをやるだけでなく、なんとなくだらっと過ごすこともいいんじゃないでしょうか。ね。

というわけでボブのオリジナルが公開されたみたいです。

時間があったらぜひオリジナルもどうぞ。

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