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兼業でつくる事業ポートフォリオ

さて、前段でお話させて頂いた兼業主体のG&Sが事業拡大できている理由について、まずは自己分析として挙げてみたいと思います。

集約すると兼業で成り立つ理由は以下3つ。

■「人材」
スキルフルかつ主体的に動ける中堅のエンジニアが数多く存在する
■「売上」
人材確保のためのあまりやりたくない受諾開発などを受ける必要がなく、コア事業の開発にフォーカスできる
■「コスト」
皆本業で生計はたてられているため、極端に稼ごうという意思がなく結果人件費を抑えることができている

兼業で行う事業として僕らは “社会課題解決” というテーマを選びました。

や、順番でいくと、社会課題解決を行いたいから、“兼業” というスタイルをとったのかもしれません。

結果的に社内の人達はここで働くことそのものに喜びを感じ、同じようにモチベーションやスキルの高いメンバーと切磋琢磨し、無駄につまらない案件に労力を割くことはなく、また高いコストをかけて商品プロモーションを行うこともなく、売上からの利益の中だけで健全に会社を回してきています。

“兼業”と”社会課題解決”というテーマが親和性高いと考えているということです。いかがでしょうか。

本業との関係性(ちょっとディープな現実のお話)

・兼業をはじめる第一歩

一方で、兼業を行うことで、本業側からどのようにみられるか?というのも気になる点だと思います。
これについては、代表である私井上と、従業員である他のメンバーとで働き方も含めて異なる部分もあると思いますので、まず第一回としては代表 井上の状況をお伝えしてみます。

本業からの意見については、創業当初と現在とで大きく異なっているように思います。
私が本業で勤める日本オラクルという会社は実はもう10年以上も“兼業”という制度がある会社で、100名以上の社員が兼業登録しているそうです。

多くの方は、外部の講師や、執筆、また趣味の延長線で英会話やダンスのスクールを開かれているなど、個人としての活動を拡げるために登録されている方だとのことですが、中には私のように会社を立ち上げて活動されている方もいらっしゃるようです。
しかしながら、やはり現実として、兼業社員であることを受け容れてもらえるような雰囲気なのか、と問われると誰しもが容認してくれているわけではない、とは思います。
やはり、本業でのパフォーマンスを落とせば、”あぁ、兼業先が忙しいからね”とみられたり、本業での成果も8割程度に過小評価されてしまうような感覚を受けることもあります。
ですので、やはり本業での成果を120%以上のパフォーマンスで出し続けて、それでちょうどトントンというのが現実ではないでしょうか。
当然ながら、自分の会社も持ちながらですので、120%出し続けるというのは簡単ではありません。

兼業して一番変わったのは、成果に対する効率的な動き方だと思います。
本業において、自分が何を求められているのか、それを実現するために、とにかく余分な作業を減らすこと。

そしてもう一つ大事なのは“成果を出しておけばOK”という存在に、自分自身がなっておくこと。
これがかなり大事だと思います。

正直、この働き方がどこでも誰でも許されるものでもないかもしれません、それでもやはりこの兼業という働き方は魅力が大きいです。

メインの会社の中で、自分の地位をとにかく確立すること、そのためにはある程度長い期間、一つの会社に身を置かなければならないかもしれないですし、その中で成果を出し続けなければならないかもしれません。

そうやってポジションの確立をすることが、兼業をはじめるための第一歩になると思います。

#はじめましてnote #biblle #少しだけ優しい世界 #ジョージアンドショーン

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