私の論文一覧

私は人文地理学という分野で研究活動をしています。なかなか書籍という形での研究成果の発信ができていないのですが,大学院時代からコツコツと論文は書き続けています。どの論文にも愛着があり,もう30年前のものもありますが,今読んでも面白いものが多いと自負しています。
幸い,ほとんどのものがウェブを通じて入手できるようになっているので,読んでみてください。リンク先の表記が英文になっているものが多いですが,ほとんどの本文は日本語です。

成瀬 厚 1993. 商品としての街,代官山.人文地理 45: 618-633.

成瀬 厚 1994. わが国の地理学における文化研究に向けて.地理科学 49: 95-108.

成瀬 厚 1996. 『Hanako』の地理的記述に表象される「東京女性」のアイデンティティ.地理科学 51: 219-236.

成瀬 厚 1996. 現代吟遊詩人の声を聴く─―甲斐バンド『英雄と悪漢』の分析.地理 41 (12): 46-52.

成瀬 厚 1997. 地政学的意識と批評.地理学評論 70A: 156-166.

成瀬 厚 1997. レンズを通した世界秩序――世界の人々をテーマにした写真集の分析から.人文地理.49-1:1-19.

Naruse, A. 1997. A note on the concept of place. Geographical Reports of Tokyo Metropolitan University 32: 59-68.

成瀬 厚 1997. 『地と図』を読む.地理科学 52: 107-117.

成瀬 厚 1999. 小説の時空間分析――クンデラ『冗談』をテクストに.地理科学 54: 81-98.

成瀬 厚 2000. マトリックスから何が生まれるか?――映画『マトリックス』の場所論的解釈.地理科学 55: 107-116.

成瀬 厚 2000. 東京生活のススメ――女性週刊誌『Hanako』が提供する賃貸住宅情報の批判的解読.季刊地理学 52: 180-190.

成瀬 厚 2001. 東京・武蔵野・江戸――写真による地理的表象と自我探求.地理学評論 74A: 470-486.

成瀬 厚 2001. この部屋を見て!!――女性一人暮らしのカタログ.理論地理学ノート 12: 39-46.

成瀬 厚 2002. 拾い集めて都市と成す――泉 麻人の街歩き.10+1 29: 117-126.

成瀬 厚 2004. 場所の文法――地理学における隠喩論と都市ガイドの分析.地理科学 59: 98-114.

成瀬 厚・杉山和明・香川雄一 2007. 日本の地理学における言語資料分析の現状と課題――地理空間における言葉の発散と収束.地理学評論 80: 567-590.

成瀬 厚・香川雄一・杉山和明 2008. 言説概念を介してみる人文地理学者のアイデンティティ――日本の地理学者に対する意識調査の解釈から.空間・社会・地理思想 12: 13-20.

成瀬 厚 2010. 他所と同一化する――写真家が旅で発見した故郷.人文地理 62: 478-492.

成瀬 厚 2012. 街で音を奏でること――2005年あたりの下北沢.地理科学 67: 1-23.

成瀬 厚 2012. 歩きて街に文字を刻む――ポール・オースター『ガラスの街』の間テクスト分析.コミュニケーション科学 35: 153-177.

二村太郎・荒又美陽・成瀬 厚・杉山 和明 2012. 日本の地理学は『銃・病原菌・鉄』をいかに語るのか――英語圏と日本における受容過程の比較検討から.E-Journal GEO 7 (2): 225-249.

成瀬 厚 2013. 地名を用いた公共施設のプロモーション――空港名の愛称化を事例として.E-Journal GEO 8: 78-95.

成瀬 厚 2013. 遠近法主義に抗う現代風景芸術――芸術を対象とする景観研究.地理学評論 86: 413-435.

成瀬 厚 2014. 場所に関する哲学論議――コーラとトポス概念を中心に.人文地理 66: 231-250.

成瀬 厚 2016. 表象を忘れない――新聞記事の地理学的研究を通じて考える.コミュニケーション科学 43: 85-106.

成瀬 厚 2017. 音楽的星座:徘徊し,集うミュージシャンとオーディエンス.神谷浩夫・山本健太・和田 崇編『ライブパフォーマンスと地域――伝統・芸術・大衆文化』ナカニシヤ出版,86-105.

成瀬 厚 2017. 地理学関連科目を担当する大学非常勤講師の雇用実態と意識.E-journal GEO 12: 280-293.

成瀬 厚 2020. 日本におけるオリンピック研究.コミュニケーション科学 51: 117-160.

成瀬 厚 2020. 地名の認識論序説.空間・社会・地理思想 23: 3-12.

成瀬 厚 2020. 地図とは,地理学者にとって崇高な対象である.ユリイカ 52 (7): 78-86.

成瀬 厚 2020. メガ・イベント研究からオリンピック研究へ――地理学的主題の探求.経済地理学年報 66 (1): 3-28.

成瀬 厚 2022. 東京2020五輪大会におけるホストタウン――登録自治体へのアンケート調査結果報告.E-journal GEO 17: 180-196.


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