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読書

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読んだ本に関する拙文をまとめています。本のジャンルはバラバラです。
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記事一覧

芥川龍之介「蜜柑」

青空文庫で読んだ: かなり短い。しかも、題の蜜柑そのものが登場するのは、その中の更にほん…

genzo19711
3年前
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三人の文豪・敵討ち読み比べ

江戸時代の武士の敵討ち(かたきうち)の話題なんて、今時流行りませんかねぇ? 期せずして、…

genzo19711
3年前
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芥川龍之介「お律と子等と」

青空文庫で大正九年の芥川龍之介を集中して読んでいる。その流れの中で「お律と子等と」という…

genzo19711
3年前
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コミックエッセイとは

#コミックエッセイ大賞 というお題を眺めていて、そういえば「コミックエッセイ」っていうジャ…

genzo19711
3年前
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20代で老人のセリフを創作できること

青空文庫で芥川龍之介28歳の作品「素戔嗚尊」を読んだ。 作者20代なんだよなぁ。20代でよくこ…

genzo19711
3年前
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青空文庫で芥川龍之介「素戔嗚尊」を読み中。通常、芥川龍之介は短編なので、一日で読み終われるが、今回は珍しく長編。すぐには終わらない。その後「老いたる素戔嗚尊」という作品もあるらしい。

genzo19711
3年前

青空文庫で芥川龍之介「奇特な再会」を読む。純文学を読んでいるかと思いきや、れっきとした怪談で、真ん中へんでは背筋がゾッとしたし、全体的な構成は推理小説に近い。でも乱歩とは違う。こんな作品もあるの。 https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/card77.html

青空文庫で芥川龍之介の大正9年の作品を中心に読んでいる。知識がないので、一作読了するたびに、批評を検索してみる。この頃の作品には、オリジナリティに疑問符がつくものが多いようで、その点、辛辣な批評も多い感じ。そういうところは私には一切分からないので、気にせず読む。

genzo19711
3年前

青空文庫で芥川龍之介「アグニの神」を読む。芥川龍之介を読んでいたはずが、いつの間にか江戸川乱歩を読んでいるような感覚になっていた。乱歩的な要素が結構多め。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/card43014.html

genzo19711
4年前

青空文庫で芥川龍之介の大正10年の作品を続けて読んでいる。「奇遇」「母」「アグニの神」等、作者の上海行きが色濃く反映されている感。

genzo19711
4年前
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青空文庫で芥川龍之介「俊寛」を読む。俊寛は、作家の視点によって様々な描き方ができる面白い人物。流刑地の「鬼界が島」は、火山の明確な描写があるし、やはり薩摩硫黄島かと。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/card159.html

genzo19711
4年前
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芥川龍之介が作品の中で見せるキリスト教への敵意。今回「西方の人」「続西方の人」を読んで知ったのは、イエス本人に対しては近しい気持ちを抱いていたということ。しかし、後世の人が作り上げたキリスト教というものには反感を持っているらしいことが分かった。

genzo19711
4年前

青空文庫で芥川龍之介「西方の人」を読む。死直前でも「歯車」や「或阿呆の一生」等、整理された明解な文章を書いている印象だったが、この「西方の人」はやや難解な印象。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/card141.html

genzo19711
4年前
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オススメすること・されることについて

人に、これを読めとか、あれを聴けとか、オススメするのは、ちょっとためらわれます。 なぜなら、私は、人からオススメされるのが苦手だから。 本にしても、音楽にしても、人からオススメされた瞬間から、その対象は、私に以下の責任と重荷を背負わせると感じてしまうのです。 ・その人が気に入っているモノだから私も気に入らなくてはならない ・オススメされたモノを、本ならすみやかに読み、音楽ならすみやかに聴かなければならない ・その人に感想を求められたら、その人