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地方における総合サービスとしての農協

「よくわからんけど、たのむわ」

地域の農協でのやり取りです。今年は地区会計として毎月何度か来ているのですが。よく目にする光景です。農家のおじいちゃん、おばあちゃんも長年お世話になっている農協の人にお任せという感じ。

もちろん、説明すべき部分やルールについてご案内はしているようですが、冒頭の感じで発注側が、全幅の信頼の中で動いています。

どうも、鳥取市でNPOを経営するゲンヨウです。冒頭に話が始まるパターンで書いてみました。農協という空間に滞在したことが無かったので、最初は非常に新鮮な光景でした。

1.総合的になんでも対応している地方の農協

農協は、JAバンクも持っているので農家のお金周りのこともやれます。単純んなお金の預け入れだけじゃなく、定期預金もありますし、保険の類もあります。農業資材など買い物もできます。

やろうと思えば本当になんでもできる。口座を押さえているので、口座から引き落としておきますねという方法も取れる。地域のお金に関することをすべて押さえているという意味では、かなり強いです。

2.機械に弱い高齢者にも丁寧に対応

冒頭の言葉にあるように、新しいことを覚えていこうとするのが億劫な場合があるかと思います。どんどん置いて行かれると、そもそもめんどくさくなってしまう。そんな状況にも丁寧に説明したり対応されています。

何がダメで、どうしたらいいかについても話をしている姿を見ました。

その辺は地域密着サービスの特徴でもあり、ここに来れば何とかなるという感じの存在になっているのかなと感じました。

3.地域の農協が何を担うのか

農村地域のインフラとして、農協が残るのか・残らないのかはわからないのですが、僕の地区は農業が一つの産業にはなっているので、地区農協は残ると感じています。

そこで、何を担っていくのかという部分は今後大事な役割分担の一つなんだろうなと。待合で待ちながら考えました。場所によっては農協の撤退も聞いているので、そういう場所にとっては農協が担ってきた機能を、地域内でどう担保するのか(あんまり担ってなかったのかも)。そういうやり取りも出てくるだろうなと感じました。

今日は、ここまで。



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