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善意にフリーライドしない

鳥取でNPOを経営しているゲンヨウです。地域の役員を経験したり、PTAの役割をもらったり、経営者団体でも役割をもらったりとバタバタしております。

1.無給で動く仕組みでなりたつ組織

地域、PTA、各種団体の役員など基本は無給で動きます。団体があることでできることが増えたり、一緒に考えたりすることもできるので大事な部分ではあります。

一方で、人口が多かった時代、定年が60歳だった時代にできた仕組みなので、仕組みにも限界が来ています。地域の役員で言えば同じ人が続けざる終えないことになっていたり、そもそも役割を担える人がいなかったり。ギリギリなところで持っていたり、担った人が我慢して続いていることも多いです。

2.工夫をしながら

何とか稼いで、会費をもらって有給の仕事にできる部分はしていくのが一つの手かなと。〇〇作業〇〇円/年みたいな感じでミニ副業的にやってもらうのもありかもしれない。

そうもいかない部分も。PTA会費、年間数万とかあまり想像できないですし、町内会費10万とかも想像できない。地域で事業を小さく起こしていく視点も今後は大事だとは思うのですが、現状すぐには難しい。

パソコンでさっとできるようにしていくとか、データはうまく共有するとか、そうやってコストを下げていく工夫もできます。

もちろん、そもそも団体の活動に興味があって前向きにやってくれる方たちもいるので、そういう人にお任せしたり、そういう人たちがやりやすい体制を作っていくことも重要です。モチベーションが高いことも、団体の持続性には大事な要素なので。

3.善意を前提に組み立ててはいけない

そういいつつも、PTAがわかりやすいですが、こどもの卒業と共に退会することが必須になります。ある程度の人が、何とか頑張って続けられる仕組みを更に組み替えて、善意はプラスに動く方向で再整理が必要だなと最近は感じています。

PTA活動であれば、
(1)学校と相談してどうしても必要なこと
(会員みんなで担う:手続きはマニュアル的なものに落としていく)。
(2)子供のために有志で動いてみたいコト
(単年事業として実行して翌年継続するかはその時判断)
(3)保護者のための有志で動いてみたいコト
(単年事業として実行して翌年継続するかはその時判断)

のような感じで、mustな事業を減らすこと、それ以外をやりたい人がいるときには増やしてもいいけど、減らす方法もつけておくこと。

真面目な人ほど、頑張って継続してしまうので、その善意にフリーライドせずに、常に考えて始めたり終えたりするのが良いです。

4.善意のフリーライドを見直そう

最近、鳥取市の地域自主組織に関係する委員会をやっているのですが、行政の方に〇〇地区委員みたいなものを見直して欲しいって話をしています。

国の予算か何かがついたのをキッカケにして、〇〇地区委員みたいな役職ってすごくたくさんあるんですね。そして何やっているのか良くわからなかったり、似た名前の係があったり。小さな地域だと同じ人がやってたりするのですが、あのような役回りも、点検して終われるようにすべきです。

どうしても担当が変わってしまうので、毎年役回りをやる側の気持ちも理解しにくくなってしまいますし、毎年任命しているからと引き継いでいるんだと思います。受ける方は役場がやってというので、善意で受けていることが多い。でもなんでやってるの?が今の時代に会ってないこともあると思います。それをリセットしていく。

各種団体活動でもそういうのがあると思うので、今の人の頑張りに無意識にのっかるだけでなく、絞る工夫をしていきましょう。今日はここまで。

今日のおまけは、今日の新体験の紹介と、雑文をつらつらと。新体験は一日一個新しい事を体験しようという事で、記録してみます。

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