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卒業する君たちへ2022

鳥取でNPO法人bankupを経営するゲンヨウです。あっという間に3月も中旬になり、明日は鳥大の卒業式です(今日が環境大かな)。この時期ならではの記事を書いていきます。

この1年は法人名を変えること、いろんな受賞が続いたことなどバンクにとってもいろいろ変化や気づきの多い一年でした。積み重ねが評価された、次への一歩のための一年、そんな気がしています。

みなさんが入学したころを振り返ってみると、コロナ前で大学生活が今とはかなり違った形だったと思います。チラシを配る新歓、ご飯を食べる新歓などを通じて、なぞのアジトに案内されバンクに関わる事となったと思います。「おいおい、この建物大丈夫か?」と思ってからのあっという間の4年だったのではないかなと思います。どうだったでしょうか。

やはり、この四年間はコロナのことは話さずにはいられない状況ではあると思います。急に大学がやるのかやらないのか、新歓ができるのかできないのか、そんな中、「何を基準にどう判断するか?」「活動を続ける前提で何ができるのか、何ができないのか」を当時のリーダーたちと話して決めたり、その都度基準を作ったりしたことをよく覚えています。

線引きの話もルールの話も当時の緊張感の中では決めておく必要もあったですし、それに伴いみなさんの活動に部分的であれ制限が出たけど、話して決めてきたことは大事な時間だったと思っています。

こんな感じで、経験したと思いますが、社会や世界は急に自分ではどうしようもない悪い状況になる可能性を含んでいます。そんな時に。社会のせいだとか周りのせいだけにはせず

「そういうときもある、しゃあねぇな」

と切り替えて前を向いて欲しいと思います。みなさんにはその経験値があります。

コロナ禍の大学生活を過ごしたことで、みなさんは周りに今後もいろいろ言われるかもしれません

「コロナ世代」とか、「時代が~」とか

ただ、周りが何を言っても関係ないですし、タグ付けしたくなるのが世の中の常です。みなさんが過ごした時間の評価はみなさんがすれば良いです。この時間を一緒に過ごしたからこそ生まれたものもあると思います。

制限の中で、情報を集めて、議論して、自分たちで決める、そして具体的に動く。簡単にやれてきたようで、世の中でそれを積み上げるのができない人は多いです。

最近AIに関する情報をよく目にします。道具が使えて、更にいろんなことができるのが良いとは思うのですが、あくまでも自己決定のサポートとして使えることが大事なのかなと。

決めてもらうよりも、自分たちで決めるチカラが社会に出た後、徐々に大事なチカラになると思いますので、バンクで培った経験をそこで活かしてほしいです。

あと、みなさんは優しい人が多いので、抱えすぎないように。ほどよく不真面目に、失敗を恐れず、時に逃げることもありだと思います。一度の人生なのでしなやかに進んでくれることを願っています。健康一番。

鳥取にも遊びに来てください。僕も出張が増えてきたので、県外で招集するかもしれません、遊んでください。

卒業おめでとうございます。今までありがとう。また、会いましょう。

2023年3月17日 NPO法人bankup 代表理事 中川玄洋


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