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この一年マネジメントについて考えたこと

はじめに マネジメントに対する感動的なnoteを読んだので、自分の考え方をより明瞭にするためにも改めてまとめることが必要だろうと考えた。  私がマネジメントに対してあまり発言しないのはいくつか理由があって、以下である。 マネジメントに対して語ることは、一般に偉そうに見える。ただでさえ尊大なキャラクターなので、あんまり偉そうに見えたくない。 名著が死ぬほどあるので、別に自分が取り立てて書く必要はないだろう。 単純に批判されたくない。  一方で、私の今の仕事はほとんどマネ

    • データ分析者のバリューの出し方を考える 2021年版

      はじめに本稿は、自身がデータ分析者だと思っている人に対して、以下のことを自分の経験・学習した範囲から提案するものです。 ・こういうプロセスでデータ分析・データサイエンスを活用するのがいいよね ・このプロセスではこういうことに気をつけたり、こういうことができるといいよね 世の人が、これを以下のように役立ててくださり、世の中に資することを期待します。 ・これのどこまでが君のスコープなんだい?ということを、この文章を元に期待値調整(私は期待値を文脈に合わせて二つの意味で使うタイプ

      • つまり、データサイエンティストとは何であってほしいのか。きわめて個人的な観点から。

        私、だみ〜、データサイエンティスト歴がすでに5年目に突入し、そろそろシニアデータサイエンティストを名乗ってもいいのではないかと思っているのですが、その上で、自分はこういう理由でデータサイエンティストとして名乗るし、こういう理由でデータサイエンティストとしてやっているんだ、やっていくんだ、というのを改めて書こうかと思います。 一言に言ってしまえば、データサイエンティストとは、データを数理の力で競争力に変える存在、だと思っています。 この、数理の力でっていうのが非常に自分にと

        • 分析用SQLを書くときの思考回路について

          本稿では、分析用のSQLを書くときに則っている思考回路について述べて行こうと思います。 この言語化はあまりきちんとされている印象が無いので、自分がそこそこ初めての言語化だと思って頑張ってやってみようと思います。 言い換えれば、私はこういう思考回路でSQLを書きますが、みなさんどうですか、という話でもあります。 あとは、前提として、現代的な分析用の分散エンジンにSQLを投げるときを考えています。それ以外の場合はむしろ非効率になることも多いかもしれません。 0.問題設定今回の題

        この一年マネジメントについて考えたこと

        • データ分析者のバリューの出し方を考える 2021年版

        • つまり、データサイエンティストとは何であってほしいのか。きわめて個人的な観点から。

        • 分析用SQLを書くときの思考回路について

          データサイエンティストとして読んで役立った本たち@2020-07

          2016年10月に未経験・新人データサイエンティストで雇ってもらいました。当時はまだ業界が牧歌的だったのと、比較的書類上のスペックが高い若者だったのもあり、運良く拾ってもらえたのでした。今だと100%受かってないです。 そんな私が今までで読んだ本の中で、役に立った本をつらつら書いていきます。 現代の若者がどんどん優秀になっているので、これくらいでいまんとこいっぱしのデータサイエンティスト(@ビジネスサイド)になれるんだなあという基準を述べようかと思いました。何年か後に振り返

          データサイエンティストとして読んで役立った本たち@2020-07

          データ分析者のバリューの出し方を考える

          本稿は、自身がデータ分析者だと思っている人に対して、こういうのが事業会社におけるデータ分析者に求められている価値の出し方なんじゃないだろうか、というのを提案してみるために書きます。 そのため、一切の自身の所属団体、所属していた団体とは関係なく、あくまで一個人のプライベートな意見であることを記しておきます。 私はビジネスマンとしてまだまだ経験が浅く、至らないところが多いため、以下の点で間違っていたり、至らないことが考えられます。 ・そもそもプロセスの全体像を勘違いしている ・

          データ分析者のバリューの出し方を考える