FC東京編①(2004年~2007年)
はじめに
2004年にFC東京を観戦しはじめてから
今までの印象的だった試合をいくつか振り返りながら
備忘録的な記事を書こうと思っています。
そのため、戦術などより、感想・イメージを多く書きますので、主観的な視点になることをご容赦ください。
今回は2004年から2007年まで振り返ります。
2004年(原博実)
J1 1st 6位 (6勝5分4敗) J1 2nd 10位(4勝6分5敗)
総合 8位
ナビスコカップ:優勝 天皇杯:ベスト8
主な移籍・加入
IN ルーカス、今野、梶山、李、鈴木規、塩田
PICKUP MATCH
ナビスコカップ 決勝トーナメント 第1節
VSガンバ大阪 @国立競技場
4-1
得点
(東京)ケリー、 阿部、 梶山、 ジャーン
(G大阪)OG
父親が東京ガスの関連会社で働いている縁と
私がサッカー部にいたことで
「スポンサー席もらったんだけど観に行かない?」と誘われ、初めてのスタジアム観戦に至りました。
舞台は雨の国立競技場
FC東京についての知識はあまりなくて
各代表歴のある茂庭、今野、石川、加地を知っているくらいでした。
キックオフ直前
ゴール裏からのチャントが始まるとそちらに意識が集中してしまい、キックオフしたことも気付かず
父親に「始まったよ?」と声をかけられたことを今でもよく覚えています(笑)
得点が多く入る観戦初心者には優しい試合内容。
楽しげなチャントが包む雰囲気にも魅了され、帰りの電車では興奮して父親に色々捲し立てたのもいい思い出。
特に自分がCBをやっていることもあってディフェンスのポジションは気にして観ていました。
この試合でゴールも活躍を見せた「ジャーン」
彼が私の最初のアイドルになりました。
そして「3番」は特別な番号になりました。
J1 2nd 第6節
VS浦和レッズ @味の素スタジアム
1-0
得点者
(東京)ルーカス
4万人を超える観客が入った試合。
エメルソン、永井、田中達也、闘莉王、長谷部とタレントを擁し
首位を走る浦和との戦い。
浦和の大応援団を肌で感じ、スタジアムで「サポート」するという意味をしっかり理解したような試合でした。
試合自体はルーカスの虎の子1点を守り切っての勝利。
しかし、この試合の熱気は忘れられません。
ナビスコカップ 決勝
VS浦和レッズ @国立競技場
0-0(PK4-2)
初観戦から部活の兼ね合いもあって
なかなかスタジアムに訪れられなかったものの動向を気にかけているなかで
FC東京は最初のタイトルを懸けた大一番を迎えました。
結果は早々に1人退場で欠いたものの
辛抱強く耐えに耐えPK戦に持ち込み、見事に優勝。
初タイトルとなりました。
部活帰り、着替えもせずテレビに食い入り
優勝の瞬間にはタオルを振り回し、家を走り回るというにわかっぷり(笑)
テレビから流れるチャントも含めて忘れられませんし、
退場したジャーンがハーフタイムで泣きながら全員に謝った
茂庭は血尿が出るほど走った、石川は戸田に交代をさせてくれと伝言を頼んだが代わったのは戸田だった、
山田暢久へのささやき、普段PKを蹴らない加地
など未だにエピソードが出てくるほどFC東京の歴史に残る試合となりました。
2005年(原博実)
J1 10位 (11勝14分9敗)
ナビスコカップ:予想リーグ敗退 天皇杯:5回戦敗退
主な移籍・加入
IN ダニーロ、栗澤、リチェーリ、吉本、ササ
PICKUP MATCH
J1 第24節
VS横浜Fマリノス @日産スタジアム
0-0
単純にショッキングな試合として印象深い試合。
途中出場の石川がクロスを上げた際に膝に大怪我。
ハイボールの競り合いにルーカスとジャーンが衝突
お互いに頭部にダメージを負い、
ルーカスは続くプレーで更に頭にダメージを負い、救急車で搬送される。
そしてATタイムをプレーすることなく試合は終了。
大きな怪我を目の当たりにした初めての試合だと思います。
J1 第27節
VSサンフレッチェ広島 @味の素スタジアム
2-2
得点者
(東京)阿部、馬場
(広島)前田、佐藤
今まで見てきた中で、1.2を争うほどのベストゴールを阿部吉郎が決めたという意味で印象的な試合。
ボールを浮かせてトラップしながら回転し、左足でボレーシュートという文字面ではなかなか伝わらないですが、あれは凄まじかった…。
簡単なシュートは決めず凄まじいゴールを決めるタイプのストライカーの真骨頂でした(笑)
2006年(ガーロ→倉又寿雄)
J1 13位 (13勝4分17敗)
ナビスコカップ:予選リーグ敗退 天皇杯:5回戦敗退
主な移籍・加入
IN 伊野波、川口信、赤嶺、徳永、平山(途中加入)
OUT 加地
PICKUP MATCH
J1 第30節
VS川崎フロンターレ @味の素スタジアム
5-4
得点者
(東京)ルーカス、戸田、平山、宮沢、今野
(川崎)谷口、我那覇、ジュニーニョ、マギヌン
多摩川クラシコ命名前夜の最高にスペクタクルな試合。
対川崎戦では今も語り草となっている試合
3バックシステムや馬場の1トップなど斬新な戦術見せつつも
全く浸透せず「ガーロ辞めろ」コールまで起き、監督交代まで経験する羽目になった2006年
ポジティブな要素としてはこの試合が上がるのではないでしょうか
1-4からひっくり返す過程、今野の超ミドルシュート。執念のようなものを感じました。
2007年(原博実)
J1 12位 (14勝3分17敗)
ナビスコカップ:ベスト8 天皇杯:ベスト8
主な移籍・加入
IN エバウド、ワンチョペ、権田、福西
OUT ジャーン、増嶋、三浦、阿部、宮沢、ササ
PICKUP MATCH
J1 第25節
VS横浜FC @国立競技場
2-0
得点者
(東京)福西、平山
2007年シーズン、東京の原監督の復帰。
何度かある監督復帰の先駆けとなったシーズン。
ワンチョペ、エバウドという期待の外国人は思った活躍はできず
なかなかインパクトが残せないシーズン
その中でアウェイ扱いで迎えた横浜FC戦
国立競技場のアウェイ側で観戦するという不思議な経験をしました。
この試合は途中出場の平山が相手キーパー菅野を含む5人抜きからのゴールという意味で印象に残る試合となりました。
決して速さがあったわけではなかったですが、ぬるっと人を縫ってゴール前までずんずんと迫ってくる感じと、キーパーを抜き切った時の興奮はいまもしっかりと思い出せるほどです。
そのあとのアネルカリスペクトのゴールパフォーマンスのすっとぼけ感も含めて平山らしさがありました。
この後の振り返りでも登場しますが、平山は数こそ物足りないといわれますが東京サポーターにとっては印象深いゴールをいくつも決めてくれていて
このゴールはその最たる例だと思っています。
今週はここまでです。
それではまた来週!