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中国煎茶道具買取

骨董品買取の福岡玄燈舎です。福岡市中央区にて中国煎茶道具を買取致しました。今回ご依頼されたのは戦後間もなく中国との貿易で古美術品の収集をされていたお宅で今回の出張査定では煎茶道具の鑑定買取をさせて頂きました。茶入れや景徳鎮の茶器、茶合や鉄瓶など40点程の買取をさせて頂きました。写真は「林克端製」銘のある古錫の茶入れです。錫は奈良時代に伝わったと言われています。雑菌を寄せ付けないとされる錫は錆や腐食にも強く、その特性から瓶子や酒器など神仏に供える器具に用いられてきました。また熱伝導のよさを利用し徳利にも用いられます。湯につけると熱燗がすぐにでき、冷酒は長くその冷たさを保つわけですね。さて、お茶道具としてですが、錫の茶壷は最良のものとされています。所説はありますが、木製の物は自然の物故湿気を通し、膨張することなどを考えると蓋の隙間を開けざるを得ない。陶器製の物は木製よりは変化は少なく湿気を通しにくそうに思えますが、その実、製造段階で変形や収縮などがあるので、やはり湿気や匂いを通す。錫はどうでしょうか?鋳造した錫の塊から手作業で削りだして作ります。それは合わせ目が分からないほど丁寧に作られるため、非常に精密で密閉性が高いものになります。ゆえに錫の茶壷は最も良いとされるわけですね。

骨董品買取の福岡玄燈舎では茶壷や茶入れ中国煎茶器を買取致します。お気軽にお問い合わせください。受付年中無休 電話050-3569-2100

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