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物語型を書かずとも文章の反応を高める本論の書き方
こんにちは。どっしり文章力アップ講座担当のこうめいです。
さて、前回「文章に説得力を持たせるためには物語型をマスターするのがいいよ」という話をこちらでしました。
でも、この物語型の文章を毎回書くってかなりめんどくさい。ぶっちゃけ大変すぎて文章格の嫌になっちゃうかもしれません(汗)
それでは本末転倒なので、今日は物語型の文章は使わずに、「本論」で説得力を増すための2つのポイントを意識すればいいよって話していきたいなって思います。
その二つというのが、
共感を刺激すること
メリットをしっかり伝えること
この2つになります。ということでひとつずつ見ていきますよ!
まずは共感ですが、実は人は共感が多い人に程親近感を持ち信頼したくなる傾向があります。
では共感って何なのか?なんですが、共感というのは「共通点」だと私は考えていて、この共通点が多い人ほど印象が良くなりやすいんです。
例えば、東京に上京したての子が不安の中、親近感を最初に持つのは同じ県から出てきた同級生だったりします。
これは、同郷という共通点があるので親近感がわきやすいんです。
あるいは、同じ会社で普段仲良くない同期だとしても、ほかの会社のイベントなどで他人ばかりの中であなたが孤立していると大親友だったかのような錯覚になることがあります。
また懇親会などで初めてであった人でも、年齢が近かったり、あるいは学生時代の部活動が一緒だったりすると急激に距離が縮まりますよね?
つまり、共通点が多いと共感が生じ、共感が生じると信頼につながりやすいものなんですね。
そこがわかっていると、共感を持ってもらえるような文章の書き方というのが少し浮かんでくる気がしませんか?
え?難しい???
まぁ、そういわれると思ってました(笑)ということで、例文を出しながら行こうと思います。
私は学生時代のスポーツの体験を通じ、培ってきたリーダーシップを今後発揮したいと思います
就職活動などでテキストに書いてありそうな模範解答なんですが、ブログ等では、こういう言葉は共感性がないので響きません。
ではどうするか?
共通点を増やすには、「具体的な名詞」や「目的語」をしっかり入れるようにするといいですよ。
私は中学生から10年間野球部に所属してきました。プレイヤーとしては実力不足で試合にはほとんど出られなかったんですが、後輩の練習のサポートをする役割を通じ、いろんな性格や価値観の後輩たちをまとめる苦労を経験することができました。この時の苦労を通じて学んだ個性豊かなメンバーのまとめ方、つまりリーダーシップを今後発揮していければと思っています。
具体的は言葉を入れると文字数が増えすぎてしまうのが難点なので、時間が限られる自己紹介などでは使えないこともあるかもしれませんが、それでもちょっとだけ具体的にするだけで、見える景色変わりませんか?
ちなみに今回の共感ポイントは、「野球部」「試合にほとんど出れなかった」「いろんな性格や価値観の後輩たちをまとめる」
野球部だけだと共感できない人も多いと思いますが、「試合に出れず苦しんだ」経験や「後輩のサポートで苦労している人」というのはたくさんいます。
そうなると自分の経験が蘇ってくるので、利き手側も心に響く文章として、あなたの文章を読んでくれるようになりますよ。
他にも共感ポイントを刺激する手法はあって、例えば、皆さん「視覚・聴覚・体験」のどの部分を使って皆さんは脳を使ってますか?
これ、NLPという「脳と心の取扱説明書」と呼ばれる知識があるんですが、そこの中に「視覚・聴覚・体験」のどれかに優位性を持っている。ということが言われています。
カンタンにいうと、目からの情報で物事を判断する人と、耳からの情報で判断する人。それ以外の体験で判断する人に分かれるというそうです。
だから物事を伝えるときに、この3パターンの人に響くような言葉や事例を使えると共感を受けやすかったりします。
例えば視覚優位の人なら、
綺麗な天気の森林の中をこの青い車で駆け抜けてみたくありませんか?
このように「色」や「風景」など画像が浮かぶ言葉を並べると視覚優位性の人は、思わずピックっと心が動きます。
次に聴覚優位の人だと、
この車はものすごく音響が良くてまるでライブ会場にいるように音が響き渡るようになってます。
今度は音がイメージできるように言葉を選んでいくわけですね。
最後に体験優位の人に向けては、
この車で子供さんと一緒にバーベキューなんて行くと、広々としていて楽しい時間を過ごせますよ。
といったように体験をイメージできるように言葉を選んでいきます。
例えば私は体験優位性のタイプなので、ついつい「体験談」ばかり話してしまいますが、意識して視覚や聴覚優位の人にもメッセージを届けるように工夫するときがあります。
1回の文章では全タイプを説得は難しいですが、それならば違う目線から3タイプの人にアプローチできるように文章を書けばいいだけです。
自分の価値観だけに固執しないのも共感を呼ぶコツですよ。
他にも共感を呼ぶ方法はいくつもありますが、それは、今後ほかの記事で書いていくので楽しみにしていてください。
では、2つ目ですね。2つ目はメリットを伝えるです。
人はやはり損はしたくなく、得をしたい生き物です。だからメリットデメリットがしっかりわかっていないと動けないこたが多々あります。
例えば、新しい飲食店のお店ができても「どんな味なの?」「どんな料理が食べれるの?」「どんな雰囲気なの?」といったメリット・デメリットがわからないと入りにくいものです。
このお店は静かな雰囲気で初デートにお勧めのお店です
店長は強面ですが、ここのお店のオムライスは並んででも食べる価値がある商品です。幸せな気分にさせてくれます
こんな感じに、メリットデメリットをしっかり書くことで読み手の人は、興味がわくようになります。
ただ、気を付けないといけないのはメリット・デメリットは嘘ではないけど、すごく大げさなズルい表現をカンタンにできちゃうところが怖いところです。
例えばある法律事務所では、「成功率100%」を掲げてましたがお客さんは今まで一人しかきたことがない。というときもあります。
ある学習塾では合格率を上げるために成績が悪い受験生を追い出して、分母の数字をあげていたなんてこともあります。
どっちも嘘じゃないけど、ズルい表現ですよね。
こういう表現をしたくなる気持ちはわかりますが、これをやってしまうとばれた時に信頼をいっぺんに失います。
だから、効果的ではあるんだけど、ズルい表現や、大げさすぎる表現にならないようにだけは気を付けてくださいね。
ということで今日はここまでにしましょう。
次回は文章を書く前に大事なことについて話します。それではまた^^
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