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誰からでも褒められる人を目指しては失敗する
こんにちは。ギバー型経営者のためのカルチャースクール!どっしり塾のこうめいです。
どっしり塾は日曜日も営業日ですので、今日も朝から活動していますが、新潟もついに梅雨入りしてしまいじめじめっとしてます。
このじめじめが苦手で、すぐに体力奪われてしまうので早くからっとしてほしいなと思う反面、去年なんかは新潟は水不足で農家さんかなり困ってたので今年はしっかり雨は降ってほしいなという複雑な心境で窓を眺めてます。
うん。そんな近況は置いといて、本題に入っていきましょう。
みんなに好かれるいい子になりなさい。
子供のころそういう言葉をかけられることってしばしばあると思いますし、私たちも小さな子に悪意なく声がけをしてしまっていることもあるかもしれませんが、実は「みんなに好かれる」というのはよくないんだよ。と、論語に書いてあるの知ってますか?
それがこれなんですが、
子貢、問うて曰わく、郷人皆之を好とせば何如。子曰く、未だ可ならざるなり。郷人皆之を悪しとせば何如。子曰く、未だ可ならざるなり。郷人の善き者之を好しとし、其の善からざる者の之を悪しとするに如しかず。
カンタンに説明すると、「土地のみんなからほめられれば善人ですか?」という質問に孔子が「良い人に褒められて、悪い人悪くいわれる人物なら本物の善人だ」と答えたという話です。
うん。個人的には言わんとすることはわかりますが、論語はちょっとこういう極論がたまに見られるのでその辺りはちょっと残念な気持ちになってしまうんですが。
善人のすべてが善の心でできている。悪人の心がすべて悪の心でできている。という前提じゃないとこれってないrたたないんですよね。
『蜘蛛の糸』ってお話がありますけど、悪いことをしてきた主人公もふとしたタイミングで1度だけ蜘蛛の命を救ったことからお釈迦さんから天国に行くチャンスをもらう。という話ですけどご存じですか?
あの主人公は孔子の言う悪人でしょうが、蜘蛛の命を助けるという善き心が生じたことがある。つまり、その人が今善なのか?悪なのか?というのはどうやって判断するんだ??と言われたら困ってしまう答えです。
だからもろ手を挙げて、いい言葉だね!!と私は今のところ今日の言葉は言えないんですが、でも大事な生きるヒントはあります。
それが、善人(正しい人)がすべての人に好かれるわけではない。ということ。
実は仏教でも、全員と平等に接するのではなく善き友と交流していきなさい。という風に伝えているんですよね。
宗教というと誰とでも仲良くして助けてあげなさい。なんて教えが多そうなんですが、仏教は一人一人が心を鍛えていきなさい。という教えなので、意外と厳しいことを言っているんですよね。
話は戻して、公私もおそらく同じことが伝えたかったんだと私は思うんですが、覚悟をもって正しく生きるというのは一定の人には嫌われるものなんです。
その一方でだれにでも好かれるというのは八方美人を演じることになりますから、最終的には誰からも信頼されないわけですね。
そんな状態でいい人を続けようとしても、正しい人を続けようとしても味方なんて増えません。ただ、あなたを都合のいい人として利用する人が増えるだけになってしまうんです。
だからそういう「都合のいい人」として搾取されない人生にするためにも、嫌われても仕方ない人には嫌われる覚悟を持って戦うことが大事です。
もちろんその人と関わらずに済むのに自ら突っ込んでいって、その人と喧嘩をするのはアンポンタンな行動なのでやめてくださいね。
そうではなく、自分が信じる正しい生き方や善き生き方を貫く障害が出てきたときの話ですよ。
自分から嫌われに行く必要はありませんが、ぶつからなければならない時は恐れずに戦える。そんな人になれるように目指していきましょうね。
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