사이코지만 괜찮아　サイコだけど大丈夫

なかなかないきょうだいをテーマにしたNetflixのドラマ "사이코지만 괜찮아 (サイコだけど大丈夫)"について。主人公は成人でASDのムン・サンテ、サンテの弟で精神病棟で看護師として勤務するムン・カンテと、絵本作家コ・ムニョン。

このドラマは、障害がゆえ周囲の理解を得られずに本人や家族が苦しい思いをする典型的なストーリーでないのが心地良い。誰一人としてサンテをいじめない。サンテのキャラクターを周囲の登場人物が可哀想な人物としてではなく一人の人間として自然に受け入れているのがほっとする。（正直、「障害を乗り越えて」系は見飽きたのかも。）

一番リアルなのはサンテのきょうだいカンテの葛藤の部分。自分の幸せを考えるのは罪深いことなのではないだろうか？自分が幸せになることは兄を裏切ることではないのか？はたまた自分の存在意義とは何か？自分を左右する兄に対する嫌悪感を感じたことがある事実。どうしても自分の感情を脇に置いてしまうきょうだいの姿を追ってしまった。

変わったタイトルのドラマではあるけど各キャラクターが一人前に見えるのに本当は難しさを抱えてるのが現実的だし本当は身近なんだと思う。サポートが必要で、心情の変化にも波があって当たり前。自分の人生に素直になることと大事なものを捨てることはイコールでないことを教えてくれたドラマだった。