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底辺フリーター、日本一のラブホ作る

やってきたことの備忘録で、つらつらと書き残しておきます。

自分の30代は、ほぼラブホにいました。
ラブホといっても、遊んでたんじゃなくて、仕事です。
いち従業員だったのが、半年後に新米店長に抜擢。
それから数年後にはエリア長、部長に。
経営、マーケティング、マネジメントどころか、一般常識も知らない底辺フリーターが、現場で体当たり&ヘッドバッドしながら、掴んだかもしれないささやかな何かを、ここに残しておきます。

とにかく、何者かになりたかった。
神田昌典 著「非常識な成功法則」という本を読んで、訳も分からず燃えたぎってた30歳。何ができるか分からないが、とにかく何か成し遂げたくて、でも何も無くて。で、敵が弱いところに行けば、自分でも何とかなるんじゃないか、と思って選んだのがラブホ業界。ここなら、社内で出世競争する相手も、大したやつはいないだろう、と。(実際、ヨミは当たり、優秀な奴は少なかった)。更に、業界は典型的なパパママストア(家族経営)がほとんど。最も大きいチェーン店でも100店舗切ってた。マーケティングなんてどこもやってない。ちゃんと掃除する、ちゃんと接客する、お店なら上等、という世界。

この業界でPPC広告をやったのは、おそらく自分の会社が最初だと思うし、facebook広告、Instagram広告も、最初だった。(というか、ラブホ以前にホテル業界の中でも相当早かったと思う)。2014年にはPCとは別に縦長のスマホサイトもゼロから作った。
何やっても当たった。だって敵がいないんだもん。

つづく



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