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私の推しは優しくてマッドな卵男です


#サイボーグクロちゃん

私には子供の頃から好きな漫画がある、横内なおきの「サイボーグクロちゃん」だ。その中でも一番の推しは剛万太郎という男だ。彼は主人公をサイボーグに改造したハカセで第一話では世界征服を目指す悪役として登場する、そこからクロちゃんに挑戦しては叩きのめされを繰り返し、角が取れ(色んな意味で)すっかり丸い男になってしまった。
私が彼を好きになったきっかけはサイクロの中でも名高い回「ミーくん誕生!!」である、若き剛と彼の右手となる存在であるミーくんとの出会いが描かれた回である。これを読んでこの二人が好きにならないはずがない。
そしてさらに剛万太郎という男を好きにならざるを得なくなる回がある「ヤツらの帰還!!」という回で、彼がなぜ世界征服を目指すようになってしまったのか、そしてかつての仲間との戦いが描かれた回である。
この二つの回を読んで、彼の魅力に打ちのめされた。弱った猫を放っておけず看病する優しさ、カミサマを信じる純粋さ、そして周囲から馬鹿にされ罵倒され石を投げられ涙を流す弱さ、それでも大切な存在が傷つけられた時必死に抵抗するその姿、彼は決して正義の味方でもないし品行方正でもない、結構ダメンズ寄りのろくでなしである。それでも優しさを持っていて、その優しさに救われた人(猫)はたくさんいただろう。そんな彼が虐げられ続けた結果歪んでしまった様子を見せられると涙を禁じ得ない。それでも、大学を出て博士になるという夢も世界征服をするという夢も全て叶わなかった彼が、今は社会のはみ出し者ながらも自由に暮らせている様子を見ると救わ


ここまでなんとかnoteっぽい体で文章を書いてきたが、それだと剛万太郎の魅力を語り終える前に私が力尽きるのが先なので、ここから先はTwitter(X)で呟く要領で語らせてもらう。
剛くんはまず見た目から推しである、まるっこくってカワイイ、なんでそんなマスコットキャラ見たいなボディしているのか、作中でどんどん丸くなりかわいさも増していく剛くん、正直今の作画の剛くんでアニメ化なりグッズ化なりしてほしい、それくらい好きだ。
そして感情豊かな所、すぐに泣いたり喜んだり悪のハカセしたり、悪役やめてからも作中屈指のトラブルメーカーではあり続けるのだが、そんな彼のコミカルで憎めないところが好きである。女子学生たちから食べ物恵んでもらったりゴミ漁ったりテキ屋やって生活費稼いだり、悪役らしいことやろうと銀行強盗しようとしたり、前も言ったがロクデナシである。それでも幸せそうに笑ってる剛くんを見ると幸せそうで良かったと思える。
そしてミーくんとの強い絆である、ミーくんは作中で「剛くんの奥さんみたい」と言われたり食べ物をあーんするのも当たり前という、「愛」し合っている二人である。ミーくんのことも推しであり、あのメカボディから色んなコスプレしてくれる所とか、世話焼きで優しい所とか、好きな所はもちろんいっぱいある。最初に書いたように周りから虐げられ笑われてきた彼が、どんな時もそばにいて味方になってくれる唯一無二の存在と出会えたことが本当に良かったと思う。そして彼らに加え同じく社会の普通に馴染めなかったコタローが彼らと一緒に生活している様子を見るのは微笑ましい。




(正直もっと語りたいところも気持ちもあるのだがもう私の文章力が限界である…なのでここで〆に入らせてもらう)



最後に、サイボーグクロちゃん新装版は電子書籍で購入可能である
気になった人、読み返したくなった人、ぜひ買って読んで欲しい

そして、横内なおき先生の「サイボーグクロちゃん」最新作が今このnoteで連載中である


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