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就活を始める前から辞めた人

 今日も暑い。午前中ジムに行ったが激混みで不完全燃焼で帰宅。走りたかったな〜。

 お盆休みだからか、ジムはここ数日激混みである。普段と違う顔ぶれがちらほら。夏休み風の学生もちらほら。ニートの私にはお盆休みも夏休みも関係ないが。

 就活を始める前から辞めた。凍結している胚を移植できるのが12月(予定)。今変に就職してもすぐ辞めることになるかもだし、慣れない仕事と不妊治療との両立は、私には多分厳しい。noteで知らない人の記事を読み漁っていて、出会った言葉にハッとした。

外で男性みたいに働くのは私には合っていないし、私が今仕事に使えるエネルギーと時間は、育児と家のことをしたその残りで、逆ではないということ。
ずっと男性のように働いて、家族みんな養えるように経済的に自立して、家では全部手作りのごはんで、子供の勉強をみて...というスーパーウーマンにならなくちゃいけないって思っていたけど、私にはそれは合ってないし、無理にしようとしても空回りするだけでうまくいかない。

白石里美さん『ポストコロナは女性性の時代』 


 刺さり過ぎて、思わずスクショしていた。全く知らない方の記事だけど、共感しかない。厳密には、私は現時点で子なしなので、育児に関しては想像でしかないが、仕事と家事育児を両立できている自分が全く想像できないので、共感の嵐だった。

 世の中には、家事育児にフルタイムの仕事をこなせるスーパーウーマンがいる。現代の日本社会が求める女性像はスーパーウーマンかもしれない。私には到底無理。絶対無理。ぜっっったいに無理。

 3年前、子宮外妊娠をし、緊急入院緊急手術になり、私は右の卵管と胎児を失った。あの時のことは、目まぐるし過ぎて向き合うのが怖くて、蓋をしたままにしていた気がする。

 子宮外妊娠が私に伝えたことはなんだったのか。ほんの短い間でも、生きていた小さい命は、その命と引き換えに私に何を伝えていたのか。

 明白すぎるほど明白だけど、気付かないフリをし続けた。でももう認めよう。私に仕事と妊娠の両立は無理。育児の前に妊娠がそもそもできない。仕事のストレスで自分がいっぱいいっぱいで新しい命を宿す余力がなかった。あの時の子どもは、『仕事か子どもかどっちか選ぶしかないよ』と私に伝えたかったんじゃないだろうか。

 今すぐ就職は、諦めよう。今は妊娠、出産を目指そう。『仕事に使えるエネルギーは、家事育児をしたその残りで、逆ではない。』私はスーパーウーマンにはなれない。人それぞれ、キャパがある。もう認めよう。優先順位を間違えてはいけない。

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