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福岡旅行日記

こんにちは
架空書店「鹿書房」店主、伍月鹿です

先日、福岡・佐賀旅行に行ってまいりました
接客業は連休が取りにくい、というお話を以前どこかでもしましたが、私は時折長いお休みをいただけることがあります(予定がなさすぎて滅多に休み希望も出さないので、そのあたりはお店にお任せしております)
とはいえ、数週間前に飛行機を予約しても高いからなあと考えていたら、北海道の翼ことAIR DOならば2万円前後であちこちに行けると判明
そこで、直行便がある福岡空港まで行くことに決めました

数年ぶりの何も予定もない気ままな一人旅です
そんな旅の記録をのんびりと語らせていただきます

1日目 新千歳→福岡

飛行機の中では愛用のポメラで執筆をしておりました
他に何もできない(いまスマホはかなり使える範囲が広くなったとはいえ)空間での執筆って、捗りますよねえ……!
何なら、飛行機に乗る楽しみはそれみたいなところあります
行きと帰りで予定していた部分を終わらせることができたので、その点に関しては大満足。3時間ほどのフライトでしたが、おかげであっという間に過ぎていきました

福岡空港

実は、私の中でちょっとした聖地の福岡空港
数年前に現在TOP4として知られているゲーム実況者4人も福岡を旅されているのですよね
その際に映されていたであろう場所を見つけてちょっとテンション上がってました
福岡空港は真横に道路が走っていて、街が目の前に見えるのがすごいですね

空港でいただいたのは「博多カレー研究所」のあごだしカレー
空港ってなぜかカレー食べたくなりませんか。私だけでしょうか
しゃばしゃばな色の濃いカレーでしたが、するすると食べられてあっさり風味
九州産のお米も美味しくて、日本の農作物の原点は九州であるという事実を目の当たりにしてました


博多市内へ

北海道の規模で慣れていると、地下鉄5分で中心部まで行けてしまうのも驚きです
早速一日目の目的地「福岡市博物館」へ向かいました
館内は富樫先生の展示が行われていて若い方が多かったのですが、特別展はスルーして常設展へ
そちらは福岡を中心に、石器時代から現代までの時系列で展示されていて、見ごたえのある内容でした

私が日本史の教科書の中でしか知らなかった出来事や、教科書に載っていたような絵巻、書籍が、当たり前のように置いてある光景に、何度感激したかわかりません
城もなく、戊辰戦争以降の歴史が主の北海道生まれにとって、ここまでリアルに「日本の歴史」を目の当たりにしたのは初めての体験です

複製を含むとはいえ、文永の役の絵巻や日本書紀、石田三成書状などにいちいちはしゃいで、多分一時間弱くらいかけて回ったのではないかと思います

それから、現在期間限定で公開中の国宝「へし切長谷部」に会いに行きました

へし切長谷部

今回、行先を福岡に決めたのも、いつかは生で拝んでみたかった刀の限定公開期間内であったことが大きな理由
私の大好きな新垣樽助さんが「刀剣乱舞」で声を担当しているキャラクターの元ネタです
美しい刀であることは存じてましたが、やはり写真では実感しきれない皆焼の美しさは圧巻でした
きらりとした切っ先がへし切長谷部の好きなところです
これは福岡まで行って観る価値のあるもの。
刀剣乱舞の影響で全国的に刀の展示は盛り上がりを見せていますが、こうして国宝の美しさを損なうことなく展示を続けてくださる博物館に感謝です

日本号

また、お隣に並ぶ「日本号」の美しさ……!
こちらは常時見ることができるようではありますが、日本号がここまで美しい槍であるとは存じ上げておりませんでした
しばし日本号に見惚れてしまい、本来の目的を忘れるところでした

他の展示室も覗いたら、かの有名な「幽霊画」と目が合ってテンションあがりました
あの、部屋に入って正面に幽霊画を置いた方は天才じゃないでしょうか
あんな間近で見れるなんて思わず、こちらもしばらく見惚れておりました。流行ったのもよくわかります


福岡観光

博物館に出たあとの予定はなんとなくしか決めていなかったので、とりあえず近場にあるという福岡タワーを目指しました

万博を記念して作られ、その跡地に博物館や市の文化的な施設を集めたような作りをあの一帯はしているようですね
ゆったりとした作りでありながら、バスで市街地に戻ることもできて、いろいろなショッピングセンターやドームもある……少し札幌に近いような街づくりは、暮らしていたら何度も通う好きな場所になりそうだなあと思いました

展望台などの有料施設は、興味がなくてもとりあえず行ってみるというのが我が家の教訓でもあるので、タワーも展望室まで登りました
海と川と街並みが共存する光景は、ちょうど夕日も差し込み始めていて美しかったです

福岡タワーからの景色

バスで博多へ戻り、櫛田神社でお参りを済ませた頃、雨が降ってきたので建物内へ避難
お土産を買ったりなんだりして、ホテルへ向かいました


2日目 佐賀へ

今回の第二の目的地、佐賀へはリレーかもめで向かいました
リレーかもめは厳密に言うと新幹線ではないようなのですが、長距離切符を買ったのも、新幹線の形をした乗り物に乗るのも初めてです
よく映画などで見る「切符を拝見します」初体験です!!
一人ひとりの切符を確認している車掌さんのお姿を見て、こういうことだったんだあと学びました

ちょっとうとうとしているうちにあっという間に佐賀県にいて、札幌小樽間的……! と驚きました
なんならこんなに文化や言葉、場所も違うのに全部一個の北海道の方がおかしいんですよね。あんなに近いのに違う県って不思議

行先は武雄温泉街
特急が通るようになり、観光名所も増えている土地……と観光サイトでみていましたが、人がいない……!笑
国指定重要文化財の楼門と新館を拝見しましたが、やっぱり人がいない……!!
こんなすごい場所を独り占めできることは滅多にないので、隅々まで堪能させていただきました
いまでも温泉として利用もできるのがすごいですよね。いつか入ってみたいです

武雄温泉楼門

在来線で佐賀へ

行先までの経路を教えてくれるグーグルマップでは特急へ乗れと促してきますが、予定もない旅なので在来線で市街地まで戻りました
やってきた電車が可愛かった
電車からの景色は、こちらもテレビなどでしか見たことのない日本らしい光景で、こういった場所から全国に食が運ばれているのだと思うと不思議な気分になりました

少し長くなったので、佐賀編はまた次回とします

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