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土着の日本人の行動

1.新型コロナ対応

 デルタ株とオミクロン株では性状が大きく違うようです。しかし対応はデルタ株の時から変わりません。満州事変(1931)から終戦までと同じく「一度やり始めると止められない」のが土着の日本人のようです。

2.増税

 企業では、いくら借金があっても見合う資産や利払いがあれば問題視されません。しかし日本国の場合、家計を考えるかのように借金の額だけが議論されます。本当に危ないのなら、資産を売ったり、議員を減らしたり、省庁の統廃合を図るはずですが、そんなことはしてません。
 増税には反対しないといけませんが声は大きくならないようです。「ご政道は御上の考えることで庶民にはかかわりないこと」というのは江戸期からの遺産でしょうか。

3.元首相の暗殺

 二・二六事件以来の事態かもしれないのに世間は騒ぎません。まるで「怖いもの(穢れ)に触れたくない」といっているようです。でも世界情勢は冷戦終結後、湾岸戦争(1991)を経て変わっています。「太平の眠りを覚ます」事件になって欲しいと思います。
 清子内親王殿下の御歌に「葦原を波のごとくにわたりゆく風の真中に目をとぢて立つ」(1992)という御歌がありますが、意味は違えど当たっているなと思います。

4.結び

 戦国時代の武将や明治維新期の日本人で「やると決めたらどこまでも」「私には関わり合いのない話」「見たくない」なんて事しているうちに滅んでしまった者も多かったでしょう。生き残った人に学ばないといけません。

追伸
この3年のNHK大河ドラマは明智光秀、渋沢栄一、北条義時で示唆に富む選択だったと思います。




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