街歩き #014 ｜ 東京都国立市の旅
東京都国立市
こんにちは。本日ご紹介する街は「東京都国立市」です（2022年11月6日訪問）。
1926年国分寺駅と立川駅の間に新しくできた駅ということで両駅から一文字ずつ取って名付けられた国立駅。国立は一橋大学を中心に開発が進んだ学園都市です。この日は3年ぶりの市民まつりの開催日で、駅前から伸びる大学通りが開放されていました。
豊富な水量の湧水に驚くママ下湧水･東日本最古の天満宮である谷保天満宮･4年ぶり開催のくにたち秋の市民まつり･赤い三角屋根が国立のシンボルである旧国立駅舎など…。
今回は市の南部･矢川から谷保を経由して国立駅まで、「東京都国立市」を歩きます。
ママ下湧水公園･矢川おんだし
矢川駅から南へ多摩川方面に徒歩10分。多摩川沿いに伸びている断層崖からの湧水がママ下湧水です。
この辺りは多摩川が作った高さ8mほどの段丘崖である青柳崖線が広がる地域。崖のことを地方名で"はけ"とか"ママ"と呼んでいます。
湧水がしみだすレベルではなくジャブジャブと湧いていますね。透明度が高いので写真ではわかりにくいですが、水量はかなりのものです。
水量が多いのですぐに川幅が広がります。
稲刈りが終わった田んぼの風景も味がありますね。崖下を湧水が流れています。
矢川おんだしで矢川と用水が合流します。おんだしとは"押し出し"という意味です。
<2022.11.6>#東京都 #国立市#ママ下湧水公園#矢川おんだし
— スミスさん (@smith51350) November 7, 2022
青柳崖線の高さ8m程の段丘崖が広がる地域。地方名で崖のことを"はけ"とか"ママ"と呼んでいます。湧水がしみだすレベルではなくジャブジャブと湧いていますね。水量が多いのですぐに川幅が広がり、矢川おんだしで矢川と用水が合流します。 pic.twitter.com/yQFKQJX5Pk
城山公園･国立市古民家･旧柳澤家住宅
矢川おんだしから徒歩10分。ヤクルト中央研究所の前にある公園が城山公園です。
城山公園は1986年開園。谷保城は中世豪族の館跡ということが伝わるくらいで詳細は不明です。断層崖のはけ下（ママ下）の雰囲気は今でも残っています。ハケの上に谷保城はあったんだろうな。なんとなく土塁や堀の跡が残っている感じがする公園です。
国立市古民家は1991年復元。旧柳澤家住宅は内部が一般公開されています。ちょうど訪問した時間には囲炉裏に火が入っていました。中で火を見ていた担当の方と雑談。なぜか、川崎生田にある日本民家園は素晴らしいという話になりました。
<2022.11.6>#東京都 #国立市#城山公園#国立市古民家 #旧柳澤家住宅
— スミスさん (@smith51350) November 8, 2022
城山公園は1986年開園。中世豪族の館跡と伝わります。土塁や堀が残っていますね。国立市古民家は1991年復元公開。囲炉裏に火が入っていました。中にいた担当の方と雑談。川崎生田の日本民家園は素晴らしいという話になりました。 pic.twitter.com/WRT5T2T9G4
谷保天満宮
旧府社。延喜式内小社論社。903年創建の東日本最古の天満宮。901年菅原道真が太宰府に配流になった時、第３子の道武は現在の国立市谷保に配流となりました。903年に父道真が亡くなったことで当地に社を建立したのが当社の起源と伝わります。
"はけ"の下にある神社なので、本殿は鳥居から一段下がった場所にあります。七五三の時期ということもあり、境内は参拝者で賑わっていました。
境内には小さな滝や厳島神社があり、はけ下らしい雰囲気を感じます。以前参拝した時に境内にいたチャボは今回不在でした。
"野暮天"の語源となった神社と言われていますが、なかなか小粋な神社なんですよ。御朱印も書き置きですが可愛らしい。
<2022.11.6>#東京都 #国立市#谷保天満宮
— スミスさん (@smith51350) November 8, 2022
旧府社。延喜式内小社論社。903年創建の東日本最古の天満宮。"野暮天"の語源となった神社ですがなかなか小粋な神社なんですよ。"はけ"の下にある神社なので、本殿は鳥居から一段下がった場所にあります。境内には小さな滝も。チャボは不在でした。#御朱印 pic.twitter.com/0jv0WsSobM
くにたち秋の市民まつり
谷保天満宮から谷保駅を越え、国立駅方面にまっすぐ伸びる大学通り。この日（2022年11月6日）はくにたち秋の市民まつりの開催日ということで車両通行止めで通りが開放されていました。
毎年11月の最初の日曜日に開催される ” くにたち秋の市民まつり ” はコロナ影響で3年ぶりの開催。可能な限りの感染症対策もしっかりと行われていました。
山車も平常時であれば市中を練り歩くのでしょうが、固定の場所で見物する形に。これはこれでいい感じだと思います。
よさこいなどの演舞も距離を制限しての実施。練り歩く時間は限られていますが、練習の成果を披露する機会が復活してよかったですね。
おかめとひょっとことの面をつけた舞も秋祭りという感じを醸し出しています。おかめは福の神でひょっとこは火を守る竈神。ひょっとこは確かに口の形が竹筒で火を吹いている感じですね。
国立の市民一丸となった感じのアットホームなお祭り。なかなかの賑わいでした。
<2022.11.6>#東京都 #国立市#くにたち秋の市民まつり
— スミスさん (@smith51350) November 9, 2022
3年ぶりの開催という国立市の秋の市民まつり。駅前ロータリーから真っ直ぐに伸びる大学通りが歩行者天国になっています。コロナ対策ということで踊りや山車は場所を区切っての開催。こういう市民一丸となったイベントはやはりいいもんですね。 pic.twitter.com/PCUCsba7a6
旧国立駅舎
国立駅前に再現されている赤い三角屋根の旧国立駅舎。2006年に解体された駅舎が2020年国立駅前に復元されています。
1926年に誕生した国立駅。箱根土地株式会社（現プリンスホテル）創設者の堤康次郎と東京商科大学（現一橋大学）の佐野善作学長が理想の学園都市を目指して開発を進める中、箱根土地株式会社が駅舎を作って当時の鉄道省に寄附したという請願駅でした。
待ち合わせのオープンスペースの他、ちょっとした案内所・展示室があります。創建当初の部材を約７割再利用し作られた旧駅舎。赤い三角屋根は国立のシンボルです。
<2022.11.6>#東京都 #国立市#旧国立駅舎
— スミスさん (@smith51350) November 9, 2022
かつての国立駅舎は1926年竣工。2006年の解体まで80年間駅舎としての役割を果たしていました。国立は学園都市として整備された街。赤い三角屋根はイギリスの田園都市をイメージしています。2020年に創建当時の姿で再築。復活した国立の街のシンボルですね。 pic.twitter.com/W3rOAx4YWd
小さな旅の終わりに
国分寺と立川の間にあるから国立市なんですね。南部の矢川地区へ。この辺りは多摩川が削った段丘崖が広がります。
ママ下湧水は水量が豊富なのでびっくり。今でも野菜を洗うのはOKだそうです。
城山公園は誰の居城だったか不明ですが、崖沿いの築城に絶好な場所にあります。
御朱印巡りだけだとなかなか来る機会がない国立市。唯一の有名寺社は谷保天満宮です。昔はチャボがいたんだけどな。
秋のくにたち市民まつりは一橋大学を中心とした大学通りで開催。本来は巡行する山車ですが感染症対策で固定位置での見物。これはこれで味があります。秋の訪れを感じる国立市でした。
Miley Cyrus の Flowers。Billboardに1月28日付で首位初登場して以来、４週連続の１位を獲得している曲です。
この曲がなかなかいい。早くも自分の中で今年一番の曲かもしれないと思っています。” I can buy myself flowers（私は自分自身に花を買ってあげられる）Write my name in the sand（砂の上に自分の名前を書いて）Talk to myself for hours（何時間も独り言を繰り返し）Say things you don't understand（あなたには分かりっこないことを言っているの）" と歌っています。
傷ついても自分を大事にできるのは自分自身なんだというMileyらしいメッセージの曲です。
Miley Cyrusは Angels Like You も好きな曲。憂いを帯びたメッセージを含んだ曲が渋くてかっこいいですね。
<2022.11.6>#東京都 #国立市
— スミスさん (@smith51350) November 9, 2022
国分寺と立川の間にあるから国立市なんですね。南部の矢川地区へ。この辺りは多摩川が削った段丘崖が広がります。ママ下湧水は水量が豊富なのでびっくり。今でも野菜を洗うのはOKだそうです。城山公園は誰の居城だったか不明ですが、崖上の築城に絶好な場所にあります。 pic.twitter.com/GsXAwPWV76
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