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Midjourneyによるポートレイト+効果4種


1.基準となる写真の描画

まずは、いろんな効果を試す前に、基準となる写真を描き出してみます。Midjourney(以下MJ)は、多少雑なプロンプト(指示文)でも、美しく撮影してくれます。

MJではなく、実際に撮影するとしたら… 海外のモデルさんのオファーからはじまって、メイクさん、衣装さん、カメラマン、照明さんの手配にスタジオ費、と撮影自体が大仕事。少なく見積もっても、数十万円から三桁万円の費用が掛かることでしょう。

余談はさておき、プロンプト。

A portrait of a fashion model with ginger hair wearing a white cotton lace dress, --v 6.0

基準となる写真の描画

さすがMJ。このままでもいい気もしますが、ここからいろいろ効果をつけていきます。

2.F値を設定してみる

ピントの合っている幅(被写界深度)を狭くしてみましょう。「 f1.4」を書き加えます。fはフォーカル(forcal/絞り値)の頭文字です。

A portrait of a fashion model with ginger hair wearing a white cotton lace dress, f1.4, --v 6.0

被写界深度を浅くして描画

ピントの合っている幅が狭くなって、左肩がボケています。比較的うまくいったようです。ただ、F値を細かく変えて試したところ、あまりよい結果を得られることができませんでした。

3.ピントを外す呪文

細かくF値を変えてうまくいかなかったので、今度は、思い切って、ピントを外してみました。スローシャッターと似た効果なのかも知れませんが、モデルさんの動きや、ブレが出て、なかなかいい感じになりました。いかがでしょうか?

A portrait of a fashion model with ginger hair wearing a white cotton lace dress, out-of-focus, --v 6.0

ピントを外して描画

4.フレアを追加

次は、フレア(flare)を追加してみます。フレアとは、レンズやボディのなかで光が反射することで、画面にカブリやムラが出る現象のことです。

A portrait of a fashion model with ginger hair wearing a white cotton lace dress, add lens flare, --v 6.0

フレアを追加して描画

やんわりとではありますが、フレアがつきました。

5.光漏れを追加

なかなかうまくいかなかったのが「ノイズ効果」でした。かなりいろんな呪文を試したものの、求めていたノイズは得られませんでした。Adobe フォトショップだと一撃でできますので、諦めることにします。その途中で発見したのが、次のプロンプトです。「add light pinhole leaks, glitchy,」ピンホールは、大昔のカメラのことです。グリッチーは〔機器に発生する〕故障や不具合を意味する俗語になります。

A portrait of a fashion model with ginger hair wearing a white cotton lace dress, add light pinhole leaks, glitchy, --v 6.0

光漏れを追加して描画

6.まとめ

前回に引き続いて、MJをカメラに見立て、いくつかの効果をご紹介しました。本物のカメラのように、厳密には動作しませんが、それなりに面白い効果が得られるように思います。まずは、お試しあれ。


AI-ARTIST / 作家紹介


nuag_aiさん
AIが生成した美女と野獣のポートレートを制作


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