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Midjourney:子供が描いた下手くそな絵を描いてみる

Midjourney(以下MJ)での絵画は、「こうかな?」「いやこっちのプロンプト(指示文)かな?」と、何度も、AIとやり取りをして、作画を進めていきます。そうした(実際に近い)対話を再現してみました。

※実際には、この3-4倍描いてもらっています。


1.目指したのは、子供が描いた雑な絵:ロケットに乗っている少年、です。

翻訳アプリDeepLに翻訳してもらって、プロンプトを放り込みます。

A poorly drawn picture by a child, a boy on a flying rocket. --ar 4:3 --v 6

思い描いていたイメージに近いのは、左上の1です。ただ、ちょっと構成のバランスが気に入らない。ここからバリエーションを作ってもいいのだけど…

2.ここで幸運にも、MJ公式ドキュメントにある子供っぽい絵があることを思い出しました。

そのプロンプトを探し出して、確認します。

child's drawing of a cat --style raw --v 5.2 --ar 4:3

なるほど、バージョンは5.2( --v 5.2)で、--style rawを使っている、ことを確認します。--style rawは、画像をより詳細に制御したいモデルなので、このテーマには合ってそうです。

なかなかいい感じなので、 パラメーターは変更せずに、cat(ネコ)を、ロケットに変更します。ついでに、宇宙を漂っている感(on it drifting through space)を追記。

child's drawing of A rocket with a boy on it drifting through space --style raw --v 5.2 --ar 4:3

悪くはないのだけど、まだ綺麗。

3.さらに調整

もっと絵を荒らすためのワード badly(汚い)とprimitive(原始的な)を加え、画材をクレヨンと色鉛筆に変更します。

child's badly drawing of A rocket with a boy on it drifting through space, with crayons and pencils, primitive, --style raw --v 5.2 --ar 4:3

いいですね、雑で。左下の3を完成形としました。

4.完成

ロケットに乗っている少年

4.ゾーンに入る。

ここまでくると、他のモノを描かせても、求めていた雰囲気で、描いてくれます。わたしは、この段階に入った状態を「ゾーンに入った」と表現しています。たくさんの作品が生み出せるプロンプトの完成です。

5.では家族も描かせてみましょう。

child's badly drawing of family, with crayons and pencils, primitive, --style raw --v 5.2 --ar 4:3

完成

いい感じに汚いです。プロンプトはご自由にお使いください。


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