図書館司書課程受講、その先に見えたもの 2

昨年の4月から、司書の資格を取得するべく、近畿大学の通信制で勉強を始めました。

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概要

1.料金

正科生ではなく、科目履修生で、学費は教科書代込みで16万円でした。

2.勉強内容

教科書を読んでレポートを書くことが基本。それを教授が添削してくれます。e-learning、もしくはスクーリングがあるのは2科目。

3.KULeD

通信制の生徒だけが使える、webサイトがあり、そこでレポート提出、テスト、メール、諸々の申し込み、成績発表の結果をみる、などほぼすべてのことが行えます。
掲示板もあって、生徒が自由に書き込めるのですが、これがほんとによかった。孤独に勉強を進める中で、わからないことを投げかけると誰かが答えてくれるこの掲示板があることで、癒されました。

4.単位数

13科目24単位

わたしが在籍するのは基本的に1年で取得を目指すコースです。

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やってみてわかったことは、

やってほんとによかった、ということ。

たぶん、自分で人生の舵を切ったというのははじめて。
それで行動を起こせたことが自分にとっては新しいことだった。
1年前の自分から大きく変化できた気がします。ちょっと成長できたかな。

もう1つは、少し本を読むのが楽になった気がする。ちょっと硬めの教科書を読み解くことで、それ以外のやわらかい本を読むのが早くなったような。
それと、勉強に時間を費やすことで、中毒化しているYouTubeからはなれて、文字を読むことで、頭の中が少しすっきりした気がします。最近またテレビとかYou Tubeに支配されつつあるけど。。。

テストやレポートに向けて猛烈に勉強する、という、ぐっと何かに集中して注力することは楽しい。久しぶりに力が発揮できてる気がして充実感があります。

あとは、通信制なので、そのシステムを理解する力を養うのによかったかな。レポートが書ける、試験に合格できる、という能力以外の分野が欠如しているわたし。
メディア授業を受けないといけない、それを受けるのにはこのレポートの提出が必須とかも知らなかったし、KULeDというウェブサイトの使い方とか、レポートの提出、試験の申し込みの仕方、とかそういう事って誰も教えてくれない。
結局力を養う、というよりは、いろんな人に教えてもらいましたが。。。とりあえず、聞けば教えてもらえるということが学べました。

あとは図書館の魅力が知れたこともおおきかったな。

図書館の成立背景を知れたこと。
そもそも権力者の権力を誇示したりするために、いろいろな本(資料)をあつめて、保管するために建てられた図書館。そこから市民が力を持つようになり、図書館は開かれたものとなった。先人たちのおかげで、いま、無料で図書館が使えているんだ、ということを知って、図書館の見方が大きく変わりました。先人、ありがとう。

レファレンスサービスというサービスを知ったのも大きかった。
知らない人も多いと思うのですが、図書館は本の貸出だけでなく、自館の蔵書とかを使って、いろんな質問に答えてくれるのです。
わたしは本を制作する会社でアルバイトをしていて、上司から調査を頼まれることがあるのですが、図書館で質問させてもらったら、いろんな詳しい資料を紹介してくれて、ほんとに助かりました。
また、悩んでいることに対応する本を聞くと、探し出して教えてくれたりもして、自分ではたどり着けなかった資料に辿り着くことができて、感動でした。そこで気づいたのは、ネットやテレビとかで取り上げる内容にものすごく偏りがあるということ。必要な情報、そりゃ見つからんわ。
無料でこんなサービスをやってくれる、そういう機関があることに、社会のやさしさを感じました。

そんなこんなで、軽い気持ちで始めた勉強ではありましたが、とにかく、勉強を始める前と後では、全然違う。


ほんとにやってみてよかった。


明日は、図書館にインタビューに行きます。
どんなこと質問しよかな~。



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