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義父の入院


noteから遠ざかっていたもう一つの理由は、義父の入院でした。

真夜中に電話があり、県外の義母から「お義父さんが危ない」と差し迫った様子。
もう駄目かもしれないので、家族に連絡するよう言われたと。


私は完全に狼狽えてしまって右往左往。
何を着ていけば? 何を持っていけば?

普段ラフな格好ばかりしているので、キチンとした服が無いのは気になっていた。
年齢による体型の変化とともに、服のサイズ感が分からなくて困っている。
Mは肉づきとしては小さいが、Lは骨格的には大きい…

いやいやそんなことより、とにかく急いで行かなければ!

夫に、真夜中では犬も預けられないので、とにかく何があっても一旦自宅に戻る…と言われて、ようやくどうすべきか定まった。
無難な服を選び、カバンのサイズが決まり、持ち物も決まる。

深夜の高速をひたすら走る。
ガソリンの残量が足りないと気づき、ガソリンスタンドを探すがしばらく無い。
心づもりしていたスタンドは、まさかの時間外で閉店。
えぇっ⁈  高速道路って24時間営業じゃないの??

どうするどうする…とまたもやパニック。


夫が、高速上でガス欠になるのは危ないから降りると判断し、下道を走るも明け方近くは営業時間外の店ばかり。
ようやく一件見つけた時は、手を合わせて拝みたい気持ちになった。

この夜、10年は寿命が縮んだ気がする。


結局、義父は持ち直して退院するまでに回復した。
年齢的に完治という訳ではないが、自分で「ひと山越えたから、しばらくは大丈夫な気がする」と言っている。

幸い、家は平屋で周りもアップダウンがなく、適度に便利な所に住んでいる。
介護保険の申請もしたが、結果はまだ聞いていない。
仲の良い義父母が、庭仕事を続けながら自宅で過ごす日々が続くよう願っている。


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