将来の敵が餌になる

今日も別の田んぼで除草作業でした。
初期除草を失敗すると、本当に除草作業が大変になります。
作業をしていると、いろいろな生き物が目に入ってきます。
生き物が少ないなぁと思っていましたが、草が茂ってその下に隠れていたりしていたのでしょう、草のないところでいろいろと生き物が活動していました。
水が濁ってくると、小さいゲンゴロウが次々と息継ぎに上がってきたり、オタマジャクシもちょろちょろ現れたりします。
イネの先にはヤゴの抜け殻があったりと、嬉しくなってきます。

そんな中、今日はクモの実力を見せつけられました。
クモは小さい昆虫などを食べるものだと思っていましたが、カエルを抱えているクモを見つけました。
見つけた時はまだカエルを捕まえたばかりだったので、カエルと分かる状態でした。
クモもカエルを捕まえるのだなぁ、と思って除草作業を続けていると、緑色のとろけた物体をくわえているクモが現れました。
先ほどのクモでした。
クモの消化液で、もうカエルとはわからないぐらい溶けてしまっていました。
まだオタマジャクシからカエルになったばかりの小さいカエルでしたが、クモの餌になってしまうとは、何となく寂しい感じでした。
カエルも大きくなればクモを餌にするのでしょうが、大きくなるまで何が起こるか分からないものです。

小さければ敵ではない

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