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見知らぬ階段

夜の鉄路を
とぼとぼ歩く
昔は身近にあると
思えた永遠

鉄路の彼方は
遙か向こうに続いて
記憶の中に失われた
宝石が煌めく

言葉だけが伝える
感触を探して本の山に
埋もれても其処にはない

我楽多を後にして
見知らぬ階段を降り
懐かしい旋律に触れる

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