持病に助けられる時

私は人生の半分を持病と共に過ごしてきた。
1つの病名を診断されて通院や入院を始めた頃から数えて15年以上になる。

ただ、当時よりは病名だけで言えば数は増えている。
それでも今は薬を飲みながら、
自分でのルールを決めながらどうにか自分でコントロールできる事も増えた。

先にいうと、病気を理由にしてマウントを取りたい訳ではない。
ただ私の中では持病があるからこそできない事がある中でできる事もあると思っている。

そんな私には持病に助けられる時がある。
それは、似たような持病を抱えてる友達や身近にそういう人がいてどうしたらいいかっていう相談をしてもらえる時。

私なりの受け止め方をして、
本人とその周りにもできる事を自分なりに答える。
だけど、それが自分に対しても昔こんな事あったなぁって思い出したり、
どうにもならずにもがいてた時を振り返るきっかけにもなっていて、
我ながら今ちゃんと昔の自分を否定せずに受け止めてるのかななんて思う。

賢い訳ではないから、頭ごなしの正論なんて言うつもりもないし、
ただ自分はこうしてたって事と周りはこうしてくれたからって事を人に伝えるのは何だか自分に与えられた使命の様な気持ちになる。

だからこそ、一度だけ許された自分の過ちに感謝さえ覚える。

病院になって当たり前の事ができる事が大事に思える。

私の周りの友達へ、こんな私に相談してくれてありがとう。


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