群馬でのWWOOF
まず、WWOOFについて。は触れなくていいかな?農業体験しましたってことで。
残暑が続く2023年の9月。お邪魔したのは9月の後半でしたが、やはり暑かった去年の夏は9月でも酷暑でした。
みなさんは農業体験と聞いて何を想像しますか?田植えの手伝い、収穫のお手伝い、草刈り、、、などが代表的でしょうか。
1週間の農泊を通じて私たちが体験したこと、驚きを書いてみます。
農家のお仕事
有機農業
私たちがお世話になったのは、主に野菜を栽培する有機農家さん。最初のお仕事は草むしりでした。有機農家なので除草剤は使いません。方法はシンプルに、野菜の芽以外の雑草をちまちま抜くだけ。これがめちゃくちゃきついのです。
朝9時から働いて、3時間で6列くらい。昼前とは言え気温は30℃近く、太陽の下でひたすら草を抜くのはなかなかハードワークです。熱中症にならないようこまめに休憩をとりながら作業します。
あまり無理はせず、12時になったら作業を切り上げてお昼を食べ、さらに気温が上がる午後は作業をしません。朝から頑張って働いたので、ついお昼寝をしてしまいました。
きゅうり畑
こんな話をすると、やっぱり農業ってきついんだなって思うでしょう。次の日のお仕事はきゅうりの支柱の解体。高山村は高山きゅうりという大きなきゅうりが有名ですが、今年の夏は例年より暑さが厳しく、きゅうりの収穫期が終わるのが早かったそう。
きゅうりの支柱は上部が平のアーチ状になっていて、上からネットを被せワイヤーで固定します。次の年も使うものなので、解体したら全て回収します。支柱は意外と軽くて、女子でも難なく解体できました。支柱の解体が終わったら、最後にマルチを剥がします。プラスチック片が残らないよう丁寧に剥がしたマルチはたたんで乾かし、業者に回収してもらうのだそう。あっという間に、何も無い畑になりました!
雨の日のお仕事
この日は雨が降っていました。雨の日は無理に外に出て作業せず、屋内でできることをします。
というわけで、この日はにんにくの皮むきをしました。農作物を一時的に保管する大きな倉庫があって、収穫してあったにんにくやら玉ねぎやらがたくさんストックしてあります。にんにくには長い茎がついていますが当然このままでは出荷できないので、茎をとって土のついた外皮を向きます。単純作業の繰り返しですが、これはなんだかくせになります。
他にも、出荷する野菜を袋詰めしたり落花生を房からとったり、雨の日にやることはたくさんです。
この日は夕方に雹が降りました。私はすげーなんて言いながら窓の外を眺めていましたが、農家さんはビーツの心配をしていました。強い雨が降ると土が流されて根っこが露出する恐れがありますし、ましてや雹になると作物が傷つく恐れがあります。でも降ってしまった以上、ただ被害がないことを祈るしかない。都会にいるとつい忘れてしまいますが、日本の自然は豊かであり脅威でもあることを思い出しました。
ワインのぶどう
おまけ。この日は、ワイン用にぶどうを栽培している農家さんのお手伝いに行きました。新規就農の農家さんで、3年ほど前に地域おこし協力隊として高山村に来たそう。年ごとに規模が大きくなり、ご夫婦お2人では収穫が追いつかないほどになりました。状態の悪い身は事前に除いておいてくれたので、ひたすら収穫します。
みんなで収穫して、あっという間に全部採り終えました。高山村産のワイン、楽しみです。
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