THE MUSIC MAN観劇の話

ただいま絶賛公演中のTHE MUSIC MAN。

ありがたいことに、
初日と2日目の2公演を観ることができました。

• 坂本昌行主演のブロードウェイミュージカル

• 王道ボーイミーツガールストーリー
  

• ゾロ以来の日生劇場（60周年イヤー記念作品）
  

• 設定:詐欺師（だまされたい！）

始まる前から触れ込みがすごくて、
イヤでもハードルがあがっていたのですが、

やはり坂本昌行、

期待を超えてきてくれました。


正直なところ、
ヒュージャックマンと同じ役のOZだったり、
王道クラシカル作品のTOP HATと比べてしまいます。

独壇場でしっかり歌い上げる曲がなかったり、
タップやペアダンスがほぼなかったり、

観る人によっては、
坂本昌行を堪能するには前述2作品より物足りないと感じるかもしれない。


それはそれ、

これはこれ。



坂本昌行の何が好きって、

きっと彼の

『姿勢』

なんだと思う。

普段は猫背で、
若干ガニ股気味で歩いているのに、

（普段を知ってるわけではない、
特典のドキュメンタリーの姿はいつもそんな感じ）

舞台に上がると、
なんであんなに立ち姿が綺麗なんだろう。

頭身のバランスが完璧だから、
特にクラシカルな衣装が絵になる。
子役たちに楽器を教えるシーンや、
ラストのマーチングシーンは、

本当に映える。

そして、リズム感がとっても良い。
でも機械的じゃなく柔らかさもあるから、
こちら側も観ていてノッてきちゃう。

あと、坂本昌行の舞台に臨む姿勢が好き。

インタビューを読んで、
実直さや、作品や関わる人に敬意を払ってる感じがすごく伝わる。


図書館のシーンが好き。

ヒュー版のサントラよりも、
おじょぉぉ〜さんや、ま〜りあんの低音が響いて、
余計にヒロインのマリアンにまとわりついてる感じがイイ。

舞台袖にはけていく時に颯爽と走る姿と笑顔が何度も観られて幸せでした。

白ストライプのスーツは、TTTのカノトイハナサガモノラでも着てたと思うけど、今回は胡散臭くなく（いや、胡散臭いんだけど）許せる（許せるとは）。

花乃まりあさん、
小田井涼平さん、
森久美子さん、
六角精児さん、
剣幸さん、

他キャストの皆さん、
オケの皆さん、
みんな楽しそうなのが、
舞台からも、フォローしているSNSからも伝わってきてました。

稽古場の雰囲気も良かったんだろうなぁ。

坂本くんは自分から話しかけたりすることはないから（ゲネプロで言ってた）、

勝手に心配してたんだけど、
以前に比べると、孤高な人ではあるけれど孤独感は無くなってきてる気がして、
安心。

日生劇場は席によって音（セリフ、歌）が聴き取れないところもありましたが、

噂に聞いていたグランドサークル席は本当に良かった！舞台に立つ人とほぼ同じ目線で観られる！

めっちゃハロルドと目あった！


もっと観たい！きっと回を重ねるごとに良くなってくし、観るたびに発見がある！

残念ながら、私のTHE MUSIC MANはこの2回で終わりますが、

まだ席はあるようなので、
ぜひ行ける方はいってほしい！
興行的に残念だった、ってなって欲しくないので、
どうか！

歌とセリフが自然で、
耳馴染みの曲が流れる、
予備知識なくてもフランクに楽しめて、
ビジュアルが良くて歌って踊れる男が主演の舞台。

オススメの作品。

また感想書きたいと思います。