今やってる仕事の話をちょっとだけ
UWF(統合書き込みフィルター)って聞いたことあります?
主に組み込み系のクライアント環境でよく使われるロックダウン機能の一つです。組み込み系の機器の場合、特定の使用目的のためだけに構築されている専用機器なので、悪意のあるユーザーの勝手な操作から機器とそのシステムを保護できます。
UWFは、専用機器でのユーザの書き込みをディスクそのものではなく一時的な領域に書き込むようになっていて、再起動で元に戻します。
書き込んでいい領域と書き込ませない領域をはっきり分けているので、ディスクの保護・長期使用の耐用性に役立ちます。
例えば、そのパソコンでWordを使って文書を作成し、デスクトップに保存したとします。デスクトップが「書き込んでいい領域」になっていない場合、
再起動すると、UWF機能によって、保存したはずのWord文書は消えます。
正確には、作業前の状態に戻ります。先ほどの作業はすべて無かったことになるんです。
もしちゃんと「書き込んでいい領域」にWord文書を保存していれば、消えることはありません。
この機能が有効になっているパソコン、わりと身近にあります。
ネットカフェなどにあるパソコンなんかがそうです。
再起動するだけで使う前の状態に戻るようになっているので、前に使った人の痕跡が残っていることはまずないと思います。
他にもいろいろな種類の機器でこの機能は使われています。
UWFってものすごくざっくり言うと、こんな感じです。
ざっくりすぎる書き方なのであまり突っ込まないで…ね…?
これをね、うちのシステムに導入できるかどうかをいろいろ調査・検討・検証しているんです、ここ2週間くらい。
簡単にはいかないんですよね、いろいろと。
すでに12年以上稼働している今のシステムに、UWFを途中から導入するのはけっこうたいへん。
やるなら最初からUWFを有効にする前提でシステム構築を考え直さないといけない。
珍しい機能ということではないので、調べればいろいろ資料や事例はある。
つか、わたしひとりでやってんのよね。
もちろんリーダーと話し合いながらだけど、手を動かすのはわたしなんでまぁまぁ大変ではある。
けど、やったことないことを調べながら試行錯誤するのは嫌いじゃない。
ので、
そういういろんな企業の事例なんかを調べながら、メリット・デメリットの両方を一つ一つ検討中であります。
今月中旬には5日くらい有給休暇を取る予定なので、その前にある程度のところまで進めたい所存。
つか、こんな話題、楽しくもなんともないかもだけどいいのかな。
いいか。
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