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超便利な時代に生きている私たちが直面しているリスク

住友生命が提供しているVitalityという健康増進プログラムでは、対象となるイオンで買い物をするとその金額によってポイント付与があることは以前も投稿した。

私の場合は最大1万円の買い物で25%のVitalityポイントが付与される。イオンの電子マネーであるWAONポイントに変換することができるので、結局2,500円のペイバックをうけることができるという。とてもありがたいプログラムなのだ。

昨日、ちょうど近くのイオンで買い物をしていると、Vitalityポイント付与が完了したとの連絡が住友生命からスマートフォンに届いた。

買い物を終えて、WAONポイントをチャージする端末の前まで来たので、早速付与されたVitalityポイントをWAONポイントに交換する手続きを行った。そして、直後に目の前の端末で確認するとWAONポイントに2,500ポイントが加算されていたのだ。

なんてことはないことだと思われるかもしれないが、この処理の流れを見てみると、まず、私が手元のスマートフォンで行ったポイントの交換操作は住友生命のVitalityshステム内で処理される。

そしてそこからイオンのWAONシステムに送られ、そこでの処理を経たのちに各端末に配信されるのだ。

これだけの処理が一瞬にして行われ、ユーザーは操作した直後に目の前の端末で2,500円分のポイントを入手できる。

今の時代当たり前のこのようなプロセスだが、我々はこれらの超便利な環境の中で普通に生活しているわけだ。大袈裟な話だが、改めてすごいことだと感じた次第だ。

ところで先日、全世界で850万台のWindows端末でシステム障害が発生し、航空や陸上輸送、テーマパークやコンビニエンスストアなどに多大な影響をもたらした。原因はWindowsが導入しているセキュリティーソフトの不具合とのことだが、一瞬、世界的規模のサイバー攻撃かと肝を冷やした。

先ほど私が一種の感動を覚えた、超便利なプロセスもこれらの基幹システムの上に成り立っているとすると、なんとも脆弱なことよ、と嘆かわしくなる。そして、この便利さにどっぷりとつかってしまっていることへのリスクを感じる。

結局はたとえ時間はかかってもシステムに頼らない、あるいは別のシステムによるバックアップを常に用意していないといけないということだろう。

ちなみに話は逸れるが、こちらでも以前に投稿しているが、私はApple派なので、全世界の社会活動に大ダメージを与えてしまうようなWindowsの単独普及は本当に正しいシステム構築なのだろうかと、少々疑問を感じてしまった出来事でもあった。

それにしても、久しぶりに見たWindowsのブルーバックは懐かしかったなぁ。在職時に、たまに出てくるあのブルーバックにどれほど「いらっ!!」としたことか。

*トップ画像は、下界のことなど知ったことかと、悠然と空飛ぶコウノトリ。


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