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【偽】東京電力エナジーパートナーから電気料金の未払い請求が届いた

すでに多くの皆さんは同じ経験をしているのではないだろうか。そして、適切に処理をしていることだろう。

しかし、まだご経験がないかたがおられるかもしれないと思い、私の経験を共有させてもらうことにした。「なんや、あのことかいな」と思われた方は時間の無駄なので、読み飛ばしていただきたい。

7月30日に私のスマートフォンに一通のメールが届いた。

発信者は「東京電力エナジーパートナー」。件名は「【重要なお知らせ】未払いの電気料金についてご連絡させていただくものです。お客様のお支払い方法が承認されません」とのこと。

そもそも私は兵庫県に住んでいるので、お世話になっている電力会社は「関西電力」である。「東京電力」と書かれている段階で、これは「なりすましメール」であることがすぐにわかった。

内容は、「電気料金が未納なので指定のリンク先に接続して支払い手続きをするように」というもの。クリックするとフィッシングなどの詐欺に誘導するのだろう。

発信者の表記は「東京電力エナジーパートナー」となっているが、アドレスは「Nonfriend-XXXXXXXXXXX@creema.jp(XXXは私のメールアドレスの一部)」で、どこにも東京電力エナジーパートナーを思わせるスペルはない。

ちなみに東京電力エナジーパートナーのドメインは「tepco.co.jp」である。「creema.jp」ではない。それ以前になぜ、発信者のメールアドレスに私のメールアドレスの一部が含まれているのだ。

「あほらし!」と思ってスマートフォンの着信拒否リストに送り先のアドレスを追加して、「はい、終わり!!」とスマートフォンをポケットにしまった。

ところが翌日、また「東京電力エナジーパートナー」からメールが届いた。今度のアドレスは「Philomena-XXXXXXXXXXX@creema.jp」になっている。「しつこい連中やな」とぼやきつつ迷惑リストに追加した。

しかし、これでは「イタチごっこ」になるなと思った。

案の定、その翌日も「東京電力エナジーパートナー」からメールが届いた。今度のアドレスは「Jun-XXXXXXXXXXX@creema.jp」になっていた。

実は2回目のメールを受信した時点で、迷惑メール拒否を「ドメイン一致」で実行するように設定しようとした。しかし、iPhoneにはその機能が見当たらない。そこで、プロバイダーであるau側で設定することにする。

ところが設定画面に移動しようとすると、私のiPhoneからは「ログイン エラー」になってしまう。電話で問い合わせをしようとすると、「現在の時間帯はチャットでの対応をお願いしています」とのこと。チャットは苦手なので、ここで断念した。

そして5日後の本日、今度はAmazon.co.jpから2通、「ETCマイレージサービス事務局」から1通のメールが届いた。いずれも「重要な連絡があるので、指定のアドレスにアクセスしてください」という内容。

ちなみに、発信者のアドレスのドメインは全て「creema.jp」だ。

「参りました。チャットでも何でもしますので、ドメイン一致の受信拒否設定をさせてください」と白旗をあげて、auのチャットを利用することにした。

すると何ということだ! 意外と迅速丁寧な対応ではないか!

相談のメッセージを送信してから2時間で問題は解決した。2時間といっても、たまに返信を確認するだけで、途中は別のことをしていた。

無事にドメイン一致での着信拒否設定ができたので、これで配信されないはずだ。少しドキドキしながら成り行きを見守ることにしよう。

ちなみに、最初に着信拒否設定にログインできなかった原因は、もともとauだった契約をメールアドレスを維持するサービスを使って系列格安プロバイダのUQモバイルに変更したことが原因だった。

その際には、専用の設定ページがあり、そのアドレスを教えてもらって問題は解決した。

それにしても、今回のなりすましメール事件で、auへのチャットでの問い合わせ方法とその有効性が確認できたことが思わぬ収穫だったなぁ。後にアンケートがとどいたのだが、全ての項目で「大変満足」だったことは言うまでもない。(笑)

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