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あなたは『命札』を知っているか?

昭和生まれの私にとってプールといえば『命札』でした。
小学校のプールの授業が始まる前に必ず準備するもので、ほとんどの人は食べ終わったかまぼこ板で作りました。
これがなければプールの授業に参加することができませんでした。

真ん中に穴をあけて紐を通し、表に学年・クラス・名前、裏には家の住所と電話番号を記入します。

プールに入る前に、必ず命札を首からかけた状態でシャワーを浴びて塩素のお風呂みたいなのに浸かり(腰洗い槽)ます。
目洗い場で命札置き場の掲示板に命札をぶらさげ、目を洗いプールサイドに集合する。

これが私が通う学校のプールに入るための決まり事でした。


ちなみにですが、この命札は全国で使われていたわけではないようです。
たしかに私も関東に住んでいた時は使っていませんでした。


また、目洗い場や腰洗い場も今は使わないようですし、昭和世代の私たちの思い出のものが少しずつ消えていくのは寂しいですね。

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