自分でボードゲームを出すまでの(ざっくり)5つの課題カテゴリ
ゲーム制作過程をたどる旅路の栄えあるスタート地点は、
「そもそも何やらないといけないんだっけ?」というところの整理です。
やること自体はすごくいっぱいあるけども、ある程度カテゴリ訳はできるだろうというのが今回の本題。
では、いってみましょう。
「5つの課題カテゴリ」とは?
個人でゲームを作ってどこかに出すとしたら、たいていは下記のステップを踏むことになるでしょう。
実際には前後したり混ざったり分割したりすることがあるのですが、まぁ大体こんなもんです。どういう順番が効率良いかは人それぞれ。
で、なぜ「5つの課題カテゴリ」と呼んだかなのですが、これらのステップは「解決しないといけない課題」の集合体だからです。
例えばカードゲームのコンポーネントデザインなら、こんな感じ。
ちなみに作業でなく課題と書いたのは、この下に「課題を解決するための作業」が発生するからです。最終的にゲームができるなら「絵を用意する」の手段は自分で描くでも誰かに頼むでもどちらでもいいわけですから。
というわけで、ここからは各ステップがどういう課題を持つかを説明していきます。
1.プロジェクト計画を立てる
いきなり難しそうなことを書いてますが、「動機と目標をはっきりさせろ」ということです。この後に続く作業で迷ったときに判断するために軸になあります。
「計画」っていうと「スケジュールとか立てないといけないの?」とかありますが、動機と目標によって必要だったりそうでなかったり。
この辺は次回やりましょう。
2.システムデザインをする
ゲームデザインの7割くらい持ってるところです。ルールとかメカニクスとかみんな大好きなところ。やりたいことをどうゲームにしていくか、そして面白くしていくかをちゃんと考えていく過程ですね。
今回のエッセイ企画では一番長くなりそう。
3.コンポーネントデザインをする
ゲームデザインの残り3割。見映えとかユーザビリティとかがかかわってくるので、3割のクセにクリティカルな部分が多い厄介なところ。
4.テスト&ブラッシュアップをする
「さあ作った、面白いか試そう!」→「結構課題出てきたな…」の重要ステップ。4番目に入れてますが、ぶっちゃけ1ステップ踏むごとにやるくらいでもいいような気がします。巻き戻しも発生するので。
ちなみにね、今作ってる「伝説の三日戦争」、プロトタイプを作ってゲムマで出してるから、実はこのステップすでに踏んでるんですよ…
ブラッシュアップで解決できるか怪しい問題見つかるんです。
5.各種事務手続きをする
さあゲームができた、テストの結果も上々!じゃあリリースしよう!
ってなったときにやるいろいろ。ゲームマーケットの申し込みとか。
さて、ここからどうするか
前回書いた通り、このエッセイは課題と要点を整理して禅問答をすることでゲーム制作を何とか進めようというものです。
なので、次回以降は今回上げた5つの課題カテゴリそれぞれでやるべきことを細分化して、目標を具体化したり問題点や考え方を整理していくことになります。
エッセイ回とそれができてるか検証するデザイナーズノート回を交互にやってくとかすると、制作進みそうだなぁという感じもあるので、ひとまず次回は「プロジェクト計画を立てる」について考えていこうと思います。
それではまた次回。ここまで読んでいただきありがとうございました。
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