見出し画像

わかる?わからない?

私は鈍いので、会話をしていてその先が読めないことが多い。
なので、相手が何かを言おうとしていて、それを正確に説明してもらえないと、その不正確な情報を元として忠実に頭の中に描いてしまうので、全く通じない。

例えば昔、母があるテレビ番組の話をしていてこうなった。

「ほら、お花やってるなんとかって髪の長い男の人がプレハブの中で花生けてる番組よ」
(???多分、假屋崎省吾がプレハブの中で花を生ける…?どこかの花屋さんのハウスの中で、良い花があって、それで生けるのかしらん。?)

などと真面目に想像して考えていたら、なんのことはない、木曜日に放映されている、ダウンタウンの浜ちゃんがMCの「プレバト」という番組のことだった。

母は母の覚えている通りに話しているつもりらしいが、もう全てがうろ覚えで、言いたいところだけを言うので、全体も把握出来ず、いつも正解を想像出来ない=通じないのである。


例えば、前にアウトレットに向かう車の中で会話していたらこうなった。

「ネコなら アメショー、イヌなら ハグよ。」
(パグね)

「インポートサックのバックは軽いけどさぁ?」
(レスポートサックね)

「あの車ね、高級車の、なんだっけ、エグザ…」
「レクサスね。」

そして、アウトレットについて、ナイキの壁にクリスティアーノ・ロナウドが書かれているのを見て、意気揚々と、

「知ってるよ! メッツだよ。」
「違うよ、メッ(ここから母がかぶせて)」
「違うよ!メッシュって言おうとしたの!😤💢」
「メッシだから…、違う違う、ロナウドだから!😓」
と、つられてゆく。www


指摘すると怒るので、出来るだけ口にしないようにしていても、最後はついつい出てしまう。
私は面白くていつも笑ってしまうけれど、それが母にはカチンと来るらしい。

老々母娘の日常会話はこんな風に、漫才化している。
もはや「大同小異」ではなく、「小同大異」だと思うこの頃。笑

もしサポートして頂けたなら、執筆活動費に充てて、「副業が本業をいつしか超えてフリーになる!」という夢が早まります。あなたの”夢の後押し”が名実共に私の背中を押してくれるのです。本当に有難い限りです。<(_ _)>