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妊活のはなし


幼い頃から自分より幼い子が大好きで

手を繋いだり抱っこしたり、小さいママをするのが好きでした。

いつか自分も子供が欲しいと考えて

結婚したのが24歳のとき、夫が25歳

結婚したその年に転職したので

まだまだ妊娠は考えていませんでしたが

いつかは子供が欲しいと思っていたのは

変わりませんでした。

夫の仕事は忙しいタイプでして、

フレックス制ではあるものの

朝9時までには家を出て、夜は日付が変わるころにようやく帰ってくるようなスケジュール

それは今も変わりません。

接待や、出張が多く

結婚してからも、1人で家にいることがほとんどでした。

そんな調子なので、2人の中で

子供をつくる

ということにあまり焦点を当てていませんでした。

結婚して6年目、そろそろ子供が欲しいかな?

なんて2人でふわっと話をしていました。

自分の中でなんとなく適齢期な気もして

よっしゃー、妊活するぞー

と意気込んでいました。

しかし そんな簡単なことでなくて

なかなか子供はできず、私自身

生理不順でしたので、婦人科に通うことにしました。

かかりつけの婦人科で

「もし妊娠を希望するなら、不妊治療専門の病院を紹介しますので、そちらに行ってください」

そう言われて

あ、そうなのか、と

すんなり不妊治療専門の病院に行ってみることに決めました。

妊娠し辛いってことかな?不妊ってこと?

ふんわり考えましたが、あまり抵抗はありませんでしたし、

妊活すると意気込んで、正社員からパートに雇用形態を変えた年だったので

前向きに取り組もうと思っていました。

いざ初診日に受診し検査すると

【多嚢胞性卵巣症候群】

と診断されました。

赤ちゃんの元になる卵が沢山できてしまって

選ばれし卵がたったひとつ育ちにくく

排卵しづらいという体質でした。

だから生理不順だったのか〜ふむふむ

と納得。

排卵誘発剤を使って排卵させて

タイミング法で妊娠を狙う治療が始まりました。

その時の私はというと、まだまだポジティブ

多胎児妊娠の可能性が上がると言われて

テンション上がっていました。

そうこの時までは…

いざ始めてみると、自己注射による

排卵誘発をさせるため

3日に1度、自分でお腹に注射をしていました。

おへその横のお肉を摘んで

自分で注射をするのです。

これが地味に痛い。

針を刺すときにチクっとしますが

だいたいは痛みはありません。

でも打ちどころによっては、激痛が走ります。

そして排卵日に向けて自己注射を続けて

排卵日近辺にクリニックを受診、

「今日か明日、タイミング取ってみてください」

お、おう。了解。

医師の指示のもと、子作りGO!

ということになります。

主人も妊活には協力してくれました。

クリニックに行き、検査もしてくれ

タイミングも合わせてくれました。

当時は協力的な主人にありがたく思っていたのですが

のちにこれがトラブルの原因となることは

知る由もなく。。そのことはいつか書けたらと思います。書かないかもしれません。

ホルモン剤治療の他に、卵管造影検査もしました。

それまで何だかんだ痛みに強いタイプだと勘違いしていた私が

激痛という洗礼を受けることになります。

涙が出るほど痛くて、

ギブ!ギブ!ギブゥーー!と叫びたくなるくらい

痛かったのを記憶しています。

出産についで、あれは一生やりたくないです。


そんなこんなで11ヶ月、タイミング法を続けてましたが

なかなか妊娠はせず。

次の排卵日付近は、夫が出張だった為

じゃあ今回はタイミング取れないね〜

注射も貰わないで、一度お休みしよう

と、そのクールは自己注射しませんでした。

その月のチャンスは諦めて

また来月がんばろ〜と思っていた矢先、

ん?生理こない?

また生理不順になったのかな?

生理予定日になっても生理は来ず、

2週間待っても来ず

あれ?おかしいな…

なんか身体が怠くてしょうがないんだけど…

ちょっと熱っぽいし、もうすぐ生理くるのかな〜

12月が誕生日の私は

毎年決まったお寿司屋さんに連れて行ってもらい

たらふくお寿司を食べるのが恒例でした

具合悪いから行けないかな…

でも寿司食べたい…

もし妊娠していなかったら

心置きなく寿司が食べられるから

検査薬買って確かめてみよ〜っと

妊活している方なら何度も経験したことのある

検査しては陰性でガッカリの繰り返し

あれは精神がやられます。

でもその時は、今回はタイミングも逃したし

まさかね。と思っていたので

寿司が食べたいが故に検査しました。


「え?」

線が2本、くっきりと。


え?どういうこと?

頭がシュワシュワしてきて

プチパニック状態。

トイレから出て夫に見せる。

「ねぇ見て」

『ん?どういうこと?』

「妊娠…してる…」

『…え?まじで?』

夫も私も、え?って感じでした。

妊娠がわかったその日、私の誕生日でした。

結論から言うと、排卵日がズレていたんです。

約一年、頑張って妊活して自己注射続けたのに

ほぼ自然妊娠という形で

妊活に幕を下ろしました。

後日、不妊クリニックに電話して

7週まで待って、受診してくださいと言われました。

それまで2週間くらいだったでしょうか

毎日ドキドキ待ち遠しいくて

だんだんとワクワクしていたと思います。

本当に私のお腹に赤ちゃんがきたの?

大丈夫かな?生きてるかな?

お願い!無事でいて!

そう願うばかりでした。

そして受診日

「確かに妊娠していますね」

確かその時はまだ心拍が確認できなかったかな?

次回の心拍確認までも、すごくドキドキしていたと思います。

夫はというと、私の期待していた反応とはかけ離れていたので

残念な気持ちになり、だんだん互いの気持ちに隙間が空いていきました。

妊娠してから、色々あったんです。

やっと妊娠したのに、なんで喜んでくれないんだろう?

思い描いていたマタニティライフ

実は送れなかったんです。

長くなりましたので、マタニティライフの話は

また後日書きたいと思います。





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